【横山典弘&和生】天皇賞・春 知っておきたい競馬界「親子GI制覇」

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2022.5.25

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横山和生騎手 2022 天皇賞・春 タイトルホルダーが優勝 写真:東京スポーツ/アフロ

 テレビ東京スポーツYouTubeチャンネルの配信限定競馬バラエティ「競馬大好きママのスナック美馬女 #6」は競馬好きのメンバーが当時のレース映像とともに当時の思い出を熱く振り返るという内容。

 その中でキャプテン渡辺が推したのは横山典弘・武史による「親子でのGI制覇」。

 横山典弘・武史親子はもともと、21年の皐月賞をエフフォーリアで制したことでGI親子制覇を果たしているが、キャプテン渡辺が注目し、動画で紹介したのはそれから半年後に行われた菊花賞でのこと。

このレースも息子である武史はタイトルホルダーを駆って逃げ切り勝ちを収めていたが、このレースの23年前に菊花賞を逃げ切っていたのがセイウンスカイに騎乗した父の典弘だった。

 スタートから外連味なく逃げたセイウンスカイは前半1000mを59秒6というハイペースで飛ばしたのに対し、タイトルホルダーに騎乗した横山武史はスローに落とすなど、その勝ち方には多少の違いがあるが、ゴールする頃には親子揃ってガッツポーズを挙げていたのは記憶にも新しい。

しかし、何も競馬で親子ともに活躍しているという例は何も横山親子だけのものではない。ここでは親子揃って同じGIを制した親子を紹介。


■横山典弘・イングランディーレ&横山和生・タイトルホルダー 天皇賞(春)(2004年&2022年)

ここでは横山親子を紹介。息子は三男の武史ではなく、長男の和生。

父・典弘は天皇賞(春)をこれまでに3勝しているが、動画内で「菊花賞制覇の際のレース振りが武史にリンクしている」ということが話題になったため、ここで紹介したいのはズバリ自身2度目の制覇となった2004年の天皇賞(春)である。

この年の天皇賞(春)は阪神大賞典を制したリンカーン、前年の二冠馬ネオユニヴァースら4歳馬4頭による対決と評され、典弘が騎乗するイングランディーレは単勝10番人気の低評価だったが、スタートから軽快に逃げて、一時は後続まで20馬身というリードを取る大逃げを打った。

4歳馬4頭がいずれも差し馬だったこともあり、互いにけん制しあってイングランディーレに誰も競りかけていかないという展開を利用し、直線に入ると最後はバテてしまったがそれでも2着馬に7馬身差をつける圧勝でこのレースを制し、見事に逃げ切って見せた。

そして、息子の和生が天皇賞(春)を制したのはなんと今年、2022年のこと。騎乗したのは昨年の有馬記念以来パートナーを組んでいるタイトルホルダーで、8枠16番という外目の枠からのスタートとなったが、和生は臆せずにタイトルホルダーを先頭に立たせると、ペースを自在に操り、直線では後続を突き放す独走態勢に。

結局、2着のディープボンドに7馬身差をつけて、タイトルホルダーは見事に逃げ切り勝ち。典弘に続く、天皇賞(春)親子制覇を見事に達成した。

ちなみにこの勝利は和生にとって自身初のGI制覇。タイトルホルダーのGI2勝はいずれも横山兄弟によるもので、親子制覇に関係するというまさに記録づくめの勝利となっている。


■文/福嶌弘