サッカー女子W杯が開幕、開催国が好発進!ニュージーランド、オーストラリアが揃って勝利

サッカー

2023.7.21

GettyImages-1557593274.jpg
優勝経験のあるノルウェーに勝利したニュージーランド Photo by Phil Walter/Getty Images

オーストラリアとニュージーランドで共同開催されるサッカーの女子ワールドカップ(W杯)が7月20日に開幕。

ニュージーランドが開幕戦で優勝経験のあるノルウェーに1-0で勝って出場6大会目でW杯初勝利を挙げ、オーストラリアもアイルランドを1-0で退けて、それぞれ地元で好スタートを切った。

オークランドでオープニングセレモニーに続いて始まったニュージーランドとノルウェーの試合では、42,137人の観客を集め、地元ファンの声援もあって、前回2019年大会ベスト8のノルウェーに対して、過去5大会の15試合で3分12敗と勝ち星のなかったニュージーランドが躍動した。

0-0で前半を折り返し、後半開始3分に決定機を迎えた。

GKから右サイドバックにフィード。右サイドでテンポよくつないでFWジャッキー・ハンドが相手左サイドバックの裏を取ると、ハンドはそのままスピードに乗って攻め上がりクロス。これを相手センターバックの間に入ったFWハンナ・ウィルキンソンが右足で合わせてゴールネットを揺らした。

先制で勢いを得たニュージーランドはその後も優勢に試合を進め、試合終盤には再び右サイドからの攻撃で得点機を得る。

MFマリア・スタインメッツがペナルティエリア右で上げたクロスが相手のハンドを誘い、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定を経てPKを獲得。これをMFリア・パーシヴァルが狙うが、右ポストを叩いてゴールにはならず、追加点の機会を逃した。

ノルウェーは前半20分に左サイドからのクロスにゴール前でシュートチャンスを作ったが枠をとらえることができず、後半早々に先制を許したあとは、流れを引き寄せられずに苦戦。

試合終盤になって相手ゴール前に迫る場面を何度か作ったが、追い上げに転じるのが遅く、ゴールも遠かった。

ウィルキンソン得点はW杯通算3ゴール目。これで得た1-0リードを最後まで守り切り、ニュージーランドが記念すべき勝利を手にした。

最後の笛が鳴ると、ニュージーランドチームのベンチから控え選手やスタッフが飛び出してピッチ上の選手と抱き合って勝利を祝い、日頃はラグビーで有名なイーデン・パーク・スタジアムは大きな歓声に包まれた。

チームを率いて勝利を挙げたジトカ・クリムコバ監督は、「とても感動している。私たちはこの瞬間を待ち焦がれてきた。私たちの背中を押してくれているファンの声援を受けて、ノルウェーというとても強い相手を破った。本当に忘れられない瞬間だ」と語った。

大会への強化試合を経るなかでチームの成長を実感して「自分たちはできる」という気持ちが強くなっていたと明かし、「この試合の最初の瞬間から国とチームのために強く戦う選手たちの姿勢をみて、自分たちはさらに強くなっていると実感した。堅実で勝利にふさわしいプレーを見せたと思う」と胸を張った。

もう一つのホスト国、オーストラリアもニュージーランドの試合の数時間後にシドニーでの初出場のアイルランドとの開幕戦に登場。

75,784人の観客が見守るなか、5大会連続でのノックアウトステージ進出を目指すオーストラリアは、50分にFWヘイリー・ラソがペナルティエリアで相手DFに倒されてPKを獲得。

2分後、これをキャプテンのDFステフ・キャトレーが決めて0-0の均衡を破り、これが決勝点となった。

2007年、2011年、2015年の3大会でベスト8入りしたオーストラリアだが、今回、地元開催の大会で初の8強超えとなるか。初戦の快勝スタートに地元ファンの期待も膨らんだに違いない。


文・木ノ原句望