森保一監督 アジアカップへ「チームの総合力で戦っていく。全員が戦力。簡単な試合にはならない」

サッカー

2024.1.14

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日本代表監督・森保一 写真:JFA/アフロ

サッカーのアジアカップが1月12日にカタールで開幕し、3大会ぶり通算5度目の優勝を目指す日本代表は14日のD組初戦でベトナム代表と対戦する。

かつて日本代表監督として2000年アジアカップ優勝も遂げたフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナム代表を相手に、どんな試合を披露するのか。

初戦はどんな大会でも簡単ではない。優勝を目標に掲げ、多くの海外メディアからも優勝候補筆頭に挙げられるなど周囲からの期待値も高いとなればハードルも上がる。

対戦相手のベトナムはFIFAランクで17位の日本に対して94位だが、2002年ワールドカップ(W杯)で日本を初の16強進出に導いたフィリップ・トルシエ監督が率いるチームだ。

かつて日本をサッカー界最高峰の舞台で世界に認知させた指揮官は、約25年の時を経てベトナム代表で指導にあたり、2026年W杯初出場という大きな目標を目指している。

その過程にある今回のアジアカップは彼らにとっては腕試しの機会であり、決勝トーナメント進出を目標におく。日本にとっては優勝への第一歩だが、かつての指揮官にその後の成長を示す機会でもある。

森保監督「簡単な試合にはならない」

日本は昨年12月28日からの国内合宿と元日の国立競技場でのタイ代表との強化試合(5-0)を経て1月5日にドーハに入り、当地でも暑さもある14:30キックオフを意識して、陽射しの強い昼前から昼過ぎの時間帯で連日調整を続けてきた。

試合前日に冒頭15分以外を非公開にして行われた練習では、左足首の怪我から回復を図っている三苫薫選手(ブライトン)は別メニューで調整し、森保監督も初戦の欠場を認めた。

決勝ま進めば7試合。選手起用について森保監督は、「7試合を目標にしてチームの総合力で戦っていく。全員が戦力。何が起こっても戦っていけるようにしたい」と述べて、「優勝という高みを目指して個々の成長とチームの成長を感じながら、一戦一戦を大切にして前進していきたい」と抱負を語った。

ベトナムを率いるトルシエ監督について、現日本代表指揮官は「日本のことを知っている監督で分析されていると思う。簡単な戦いにはならない」とした。

だが続けて、「我々もベトナムを分析した上で、我々がやるべき攻守のコンセプトをアグレッシブに出したい。どんな戦いになっても勝利できるように、アグレッシブさと我慢強さ、粘り強さを持って戦いたい」と語った。

ベトナムとの対戦成績は日本の7勝1分け1敗。今回は2022年3月のホームで行ったカタールW杯アジア最終予選(1-1)以来の顔合わせになる。

会見に同席した遠藤航選手(リバプール)は、「目標は優勝。キャプテンとしてそこへチームをどう導いていくかを日々考えて、大会に臨みたい」と言う。

「自分たちの強みは自分たちがアクションを起こしてゲームを進めていくことで、先制点は勝つ確率を上げるうえで大事になる。先に失点しないことは僕らにとってはかなり重要で、この1年、前半でリードしている試合は負けていない」と話し、今大会でもチームの強みを発揮するつもりだ。

D組の日本はベトナム戦に続いて19日にイラク、24日にインドネシアと対戦する。


取材・文:木ノ原句望