北朝鮮に3-0の不戦勝 森保監督「大切な出場機会が失われたが、ポジティブに捉えている」

サッカー

2024.3.31

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日本代表 森保一監督 写真:JFA/アフロ

日本サッカー協会は3月30日、開催中止となっていた26日の北朝鮮代表対日本代表の2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選について、FIFA(国際サッカー連盟)が没収試合として北朝鮮の敗戦(0-3)とする決定を下したと発表した。

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これにより、3-0不戦勝で勝ち点3を得た日本は勝ち点12に伸ばし、2試合を残してB組2位以内が確定。9月に始まる3次(最終)予選への進出が決まった。

日本代表の森保一監督は、今回のFIFAによる最終決定を受けて「選手たちの大切な出場機会が失われたことに変わりないが、一つ前に進んだとポジティブに捉えている」と述べて、「この結果に満足することなく、6月の代表活動、最終予選、W杯本番へと力を積み上げていきたい」と今後を見据えた。

日本は2次予選の残り2試合で、6月6日にアウェイでミャンマー代表、11日にホームでシリア代表と対戦する。

日本の試合がなかった26日に行われた第4戦で、B組ではシリアがミャンマーに7-0で勝利して勝ち点を7に伸ばして2位をキープ。北朝鮮は1勝3敗の3位で、ミャンマーは1分け3敗で4位となっている。

日本以外の組では、カタール(A組)、イラク(F組)、UAE(H組)、オーストラリア(I組)がそれぞれ4戦全勝で、また、E組のイランとウズベキスタンもそれぞれ3勝1分けで同組の上位2位以内を確定させて、3次予選進出を決めた。

日本は3月26日に北朝鮮の平壌で第4戦に臨む予定だったが、北朝鮮側の意向で直前になって開催が返上となり、FIFAおよびAFC(アジアサッカー連盟)で協議の結果、国際マッチデー期間中に場所や日程を変更しての代替開催は困難として、FIFAは23日に試合開催中止を発表。

その後、当該試合の扱いについてFIFA規律委員会が担当し、最終判定が待たれていた。

日本協会(JFA)の宮本恒靖会長は30日、FIFA規律委員会の決定を同日未明に受け取ったと明かし、最終判定が出たことで「予選突破に向けて、森保監督やスタッフ、選手たちには引き続き良い準備をして試合に臨んでほしい。JFAとしてもしっかりとサポートしていく」とコメントした。

アジア2次予選では36チームが4チームずつ9グループに分かれて戦い、各組上位2チームが3次予選へ進出。

9月から翌年6月までに開催される3次予選では、2次を勝ち抜いた18チームが6チームずつの3グループに分かれて対戦し、各組上位2チームが2026年本大会出場権を獲得する。

一方、各組3位と4位に入ったチームは2025年秋のアジアプレーオフである4次、5次予選にまわることになる。

まず、2025年10月に行う4次予選では3チームずつ2グループに分かれて戦い、各組1位が本大会出場権を獲得する。

各組2位となった2チームは来年11月の5次予選で互いに対戦し、勝ったチームが欧州を除く5大陸連盟から集まったプレーオフ大会に進出して、本大会出場権の残り2枠を争う。

プレーオフ大会には北中米カリブ海地域のみ2チーム、アジア、アフリカ、南米、オセアニアは各1チームの6チームが出場する。

W杯は2026年北中米大会から大会出場枠が48に増枠され、アジアの出場枠も従来の4・5から8.5に増えた。それに伴い、予選のプロセスも増え、FIFAによるプレーオフ大会は今回から新たに導入されている。


取材・文:木ノ原 句望