「彼は仕事を果たした」ロバーツ監督が山本由伸の力投を称賛 交代のタイミングは「もう少し引っ張る選択肢もあったが、7回をクリーンに始めたかった」

ロバーツ監督 写真:AP/アフロ
<2025年10月31日(金)(日本時間11月1日)MLBワールドシリーズ トロント・ブルージェイズ対ロサンゼルス・ドジャース@ロジャース・センター>
ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ第6戦でトロント・ブルージェイズを3-1で破り、シリーズ成績を3勝3敗のタイに戻した。
崖っぷちでマウンドを託されたのは、日本の右腕・山本由伸(27)。重圧のかかる一戦で6回1失点の快投を見せ、チームを勝利へ導いた。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は会見で山本の投球を高く評価し、その安定感と精神力を称えた。
ロバーツ監督は「彼は良かった。非常に良かったと思います」と開口一番に称賛の言葉を口にした。
「ゲレーロJr.やビシェットといった強打者との対戦もありましたが、彼は6回をしっかりと投げ切ってくれた。私の中では、彼は今夜、自分の仕事を完璧に果たしてくれたと思っています」と振り返る。
この試合で山本は、初回から鋭いスプリットと制球の良いストレートを武器にテンポよくアウトを重ね、2回までノーヒットピッチング。
3回に味方打線が先制点を奪うと、そのリードを守り抜くように攻めの投球を続けた。唯一の失点は3回裏のスプリンガーのタイムリーによるものだったが、崩れることなく立て直した。
6回を投げ抜き、被安打5・1失点という内容は、まさにチームを救う投球だった。
交代のタイミングについて問われたロバーツ監督は、「もちろん彼をもう少し引っ張る選択肢もありました」としたうえで、「ただ、7回をクリーンに始めたかった。山本が6回で完璧に仕事を果たしてくれたと感じたので、リリーフに任せる決断をしました」と語った。
続けて、「ロボ(ロブレスキ)を次に送ったのは、違うタイプの投手を見せたかったから。山本の後に相手の目線を変えたかった」と、采配の意図を説明した。
この試合前、ロバーツ監督は「山本はもう限界まで投げてきた」と語っていた。
第2戦での完投、さらに第3戦ではブルペン待機もこなしており、疲労の蓄積が懸念されていた中での登板。それでも山本は抜群の制球力で6回を投げ抜き、エースとしての責任を果たした。
「彼は本当に安定している。あのような環境でも動じない。彼の存在がチームに安心感を与えてくれる」とロバーツ監督。信頼を寄せる表情で、山本の成熟した投球姿勢を称えた。
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