大谷翔平 6回・8奪三振の好投で今季8勝目 捕手ラッシングとのコミュニケーションに「いいきっかけになる試合だった」

野球

2026.6.26

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大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2026年6月24日(日本時間25日) ミネソタ・ツインズ対ロサンゼルス・ドジャース@ターゲット・フィールド>

ドジャースの大谷翔平投手(31)が、敵地で行われたツインズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。6回89球を投げ5安打3失点(自責2)、8奪三振、2四球で今季8勝目を挙げた。

打っても5打数2安打1打点と投打に活躍し、このカードのスイープに貢献した。ドジャースはレギュラーシーズン半分の81試合を消化し、貯金を23とした。

大谷は初回から160キロ超を連発した。先頭マーナックに対して、初球いきなり160キロの速球で投ゴロに打ち取ると、この回160キロ超を5球マークして無失点に抑える上々のスタートを切った。

しかし、ベッツの通算300号となる今季9号ソロで先制点をもらった2回に、まさかの展開が待ち受けていた。

先頭の5番カラティーニに158キロの速球を右前打されると、1死後スプリットを7番リー、8番グレイに連打され1死満塁のピンチを招いてしまう。

ここで大谷は9番クライドラーに対し、自己最速タイ101.7マイル(約163.7キロ)の速球を投げ込んだが、サイン違いか、シュート回転して三塁寄りに外れた球をラッシングが捕球できず、捕逸で同点に追いつかれてしまった。

プライヤー投手コーチがマウンドに向かうと、大谷が珍しく厳しい表情を浮かべラッシングに強い口調で話しかける場面も見られた。輪が解けて、再びクライドラーに対するも、101.4マイル(約163.2キロ)速球を詰まりながらも中前に運ばれ、2点の勝ち越しを許す形となった。

それでも3回、リアル二刀流の真価を見せつける。無死二塁からツインズのエース・ライアンの宝刀ナックルカーブを中前に弾き返した。

自らのバットで「投手大谷」を援護し1点差に詰め寄ると、マンシーの右前適時打、コールの右犠飛で一気に逆転に成功。大谷の一打が、逆転劇へと導いた格好だ。

3回以降は1安打無失点で乗り切り、6回3失点で今季10度目のクオリティースタート。救援陣が1点のリードを守り切り、大谷は8勝目をマークした。この日速球の平均球速は、99.8マイル(約160.6キロ)。100マイル(約160.9キロ)超え16球は、今季最多。

左ひざの違和感、右手中指のマメという不安を全く感じさせない内容だった。規定投球回には1回1/3届かず、防御率は1.58となった。

試合後、大谷は今季3度目のコンビだったラッシングについて話す際、3回から自らサインを出したことを明かし気遣いを見せた。

「今後もラッシングと組むことはあると思うので、言葉で説明するのももちろん大事ですけど、自分のピッチングはこうだ、というところをゲームの中でコミュニケーションを取るという意味でも、いい試合になったのかなと。

お互いの良いところをバッテリーとして今後やっていければ。いいきっかけになる試合だったんじゃないかと思います」。

試合中、ラッシングと肩を組んで長時間会話を続けたロバーツ監督は、この異例の行為を含めて状況を説明。

「序盤は少し息が合っていなかった。お互い、フラストレーションを感じていた。(ラッシングには)感情に振り回されないように、自分の仕事を見失わないように、と伝えた。

彼は感情を表に出すタイプだが、時には一歩引いて冷静になる必要がある。我々はいい関係を築けているので、少し話しただけ。そして3回以降は本当に素晴らしかったと思う」と今後に不安がないことを強調した。

大谷にとっては、2児のパパとなって初めてのマウンドでもあった。試合後、男の子か問われると「はい」と答え、「いや、もうかわいいですね。ただすぐ遠征に来なきゃいけないということもあるので、心配な部分の方が多いかな、と思います」と父親の顔をのぞかせていた。

テレ東リアライブ編集部