【MLB】今夜先発!ダルビッシュ絶好調の秘密は相棒の「控え」捕手にあり!?

野球

2020.8.23


ダルビッシュ有 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

シカゴ・カブスのダルビッシュ有は、両リーグ単独トップとなる5勝目を目指し、本拠地リグレーフィールドで行われるホワイトソックス戦(日本時間24日3時20分プレーボール)に先発する。ダルビッシュ好調の背景にはビクター・カラティーニという相棒がいるから、ともっぱらの評判である。

しかし、カブスの「正捕手」と言えばウィルソン・コントレラスであり、カラティーニは「控え捕手」として知られている。では、なぜカブスのエースとも言えるダルビッシュが「控え捕手」カラティーニと組むようになったのか?

その理由について、現地メディア『NBC Sports Chicago』が言及している。

正捕手のコントレラスはダルビッシュと組めないことに関して、「怒ってはいないよ」「僕たちはチームメイトなんだ。良い結果を残したいし、勝つためにここにいる。それが最も大事なことなんだ」と、個人の気持ちよりもシーズンを何位で終えるかが何よりも重要であるという考えを語っている。

今年は特にこれまで以上に効率性が重視される。なぜなら、今季のMLBはわずか10週間の短期決戦だからだ。新しい何かを試し、育てている時間はない。とにかく短期間で結果を追及することが最重要課題となる異例のシーズンなのである。

このことについて、トミー・ホトビー投手コーチは、コントレラスとカラティーニを共に「球界を代表する2人の偉大な捕手」と前置きした上で、「ピッチャーとキャッチャーを、相性の良さや考え方が似ている者同士で組み合わせることは非常に効率的」と語り、左腕エースのレスターとコントレラスの関係にも言及。

「コントレラスとレスターのコンビはここ数年間、多くの結果を残してきた。その中でも、昨シーズン後半からカラティーニはダルビッシュと抜群のコンビであることを証明してみせた。この事実はしっかりと認識する必要がある」と強調している。

実際に、昨季のダルビッシュとコントレラスのコンビではあまり良い結果が出ていない。登板31試合のうち8試合でコンビを組んだが、この中には1勝3敗と苦しんだ開幕後の5試合も含まれている。言い換えると、コントレラスは開幕5試合目以降は3度しかダルビッシュとコンビを組めなかった。

一方で、カラティーニはオールスター明けの7月20日にはじめてダルビッシュの球を試合で受けた。それ以降も女房役を務め続け、カラティーニとバッテリーを組むようになってからのダルビッシュは防御率2.76と抜群の安定感と申し分のない結果を残した。

これには正捕手コントレラスも「ダルビッシュはカラティーニと素晴らしい結果を昨年残したからね。」と、2人の相性を認めている。

MLB8年目にして過去最高のスタートを切ったダルビッシュ。3チーム目でようやく出会えた運命の女房役を引き連れて、今季はどのような成績を残してくれるのだろうか?

ちなみにコントレラスは、主に5番を任される中軸打者で、一方のカラティーニも捕手として出場しない試合ではDHということも多く、今季の打率は3割を超えている。ダルビッシュ先発試合では、投打においてカラティーニに注目して観戦してみたら、さらに試合を楽しめることになるだろう。