吉田麻也「少しずつスポーツが本来の姿を取り戻せるように」今回の代表活動の責任も認識
サッカー日本代表が10月5日、アフリカ勢との国際試合2試合へ向けた合宿をオランダで開始。新型コロナウィルス感染拡大の影響で初の海外組のみでの編成で、今年初めてとなった代表活動に、DF吉田麻也選手(サンプドリア)は「僕を含めて誰もが待ちにまった代表戦だと思う。代表としてもう一度活動できることを、心の底から嬉しいと思う」と喜びを口にした。
その上で、コロナ禍で行われる今回の遠征活動についての意義を指摘する。
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「こういう状況で、サッカー日本代表が初めて活動することで、いろんな意味で注目される期間になると思う」と吉田選手。「僕らがいい形で成功を収めて、少しずつスポーツが本来の姿を取り戻せるようにしていけたらいい。そういう意味で、今回の僕たちの責任は非常に大きい」と語った。
オンライン取材に応じる DF吉田麻也(サンプドリア)(c)JFA
吉田選手は昨年11月のキルギス代表とのワールドカップ・アジア予選で通算100キャップ目を獲得。2018年のワールドカップ・ロシア大会以降は代表キャプテンも務める。2010年からは名古屋からオランダへ移籍し、長年プレーしたイングランドのプレミアリーグを経て、今年1月からはイタリアのセリエAへ活動の場を移している。
32歳DFは、「3か国目で僕もいろんなことを吸収している。長く同じチームにいたことで凝り固まっていた考え方やサッカーに対するものを、一度壊して再構築して、より強固なものを作っていきたいと思っている段階」と話す。
来年3月のアジア2次予選再開を前に、感染の収束に見通しが立たない状況であることを踏まえて、吉田選手は、「今回の活動は個人的にもチームとしても非常に大切な時間になる。1秒1秒を惜しみなく、チームの底上げにつながるように費やしていきたい」と話した。
日本代表合宿(c)JFA
日本代表は5日午後から現地で練習を開始。FW岡崎慎司選手(ウエスカ)は試合で受けた怪我で、DF長友佑都選手(マルセイユ)は体調不良のために直前で参加が見送られたが、4日にあった試合で合流の遅れているポルティモネンセのGK権田修一選手とDF安西幸輝選手、マルセイユのDF酒井宏樹選手を含めて、6日までに23人全員が揃う予定だ。
なお、FW大迫勇也選手(ブレーメン)は9日のカメルーン戦後に離脱することになった。ブレーメン州当局が定める感染対策により、感染リスクの高い地域からの渡航者には5日間の自粛期間が求められている。大迫選手がこれを経て、次の17日の試合に間に合わせるための措置で、クラブの要請を日本協会が受け入れたという。
試合は9日のカメルーン戦が日本時間21時から、13日のコートジボワール戦が同じく23:45から開始予定で、感染防止対策上、どちらも無観客で行われる。
取材・文:木ノ原句望