セルジオ越後がベタ褒め!?引退した内田篤人は未来のご意見番だ!

サッカー

2020.9.11



セルジオ越後の言いたい放題。

今回のテーマは、先月引退を発表した「元日本代表・内田篤人」。

内田の引退セレモニーや会見での発言から見えた「これからの日本サッカー界について」や、今後の内田に期待することなど、セルジオ越後がたっぷりと語った。

セルジオ越後コメント

内田篤人のサッカー人生は華やかだったと思います。
鹿島アントラーズのレギュラーになり不動の右サイドバックになって、タイトルも一杯取って、ドイツのシャルケに行ってラウール(元スペイン代表)とかスターがいるチームで不動のレギュラーだった。日本人で一番輝いた成績でしたね。

そこに大きな膝の怪我にあって、継続的にプレーすることが難しくなった。たまにプレーするが休まなくてはいけない、継続的に出られないことが彼のサッカー人生を縮めたんではないかなと思います。(引退したのは)実力じゃない、怪我ですね。

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ただ、精神的な強さは増しています。僕は彼の引退セレモニーをプロの若い選手たちの教科書にしてほしいと思います。
彼は12月まで鹿島アントラーズと契約をしているんです。試合に出られないならアントラーズに相応しくないから辞める。少しだけ試合に出る、出ないという生活がプロらしくはないという考え方が、彼の素晴らしいサッカー人生を支えてくれた理念でしょうね。

引退試合の中で感動的な言葉や感謝の想いも言っていたんですが、これだけプロらしいメッセージまで話してくれた選手は初めてなんじゃないかと思います。

内田篤人が残した大きな財産

彼は海外移籍について、「結果が残せないなら行くな」と言っていました。
それは海外に行って結果を出していない日本人選手にとっては耳が痛いですよね。あるいは国内でも、試合に出られないなら辞めろっていうね。そういう厳しさ、彼はプロとして大きな財産を残しましたよね。
「海外組」というブランドに甘えないで、試合に出られないなら行かない方がいいという考えですね。

僕が言ったら「辛口」ってなるよね(笑)。だけど、経験した人が言う言葉は美しい言葉になります。僕がいつも言っていることを彼が言うと、美しくなりますね。僕は辛口で大失敗していますから(笑)。

日本のプロスポーツの甘さが出ているのは、所属している選手の海外移籍が決まったらセレモニーをやってあげるところですね。これはアマチュアの世界で、プロの世界は出ていくときにセレモニーはないんですよ。「頑張ってきます」、「上手くなってきます」は留学です。プロらしくはない。そういう甘い文化や環境の中に、海外に行きたいという思いが生まれています。

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日本人選手の引退時に、あれだけ厳しく、役に立つメッセージを残したのは、僕の印象では内田篤人だけではないかなと思います。あとはみんな感謝のみ。感謝をするのは当たり前ですから。

ジーコから受け継がれるアントラーズの理念

あとは、やはりアントラーズというチームはすごいですね。

こういう選手を育てたという環境もですけれど、何でこんなにアントラーズが強いんだ?と思ったら、やっぱり甘くないっていう、もしかしたらジーコが残してくれた理念じゃないでしょうか。今でもずっと残っていますよね。勝つという使命感を持つチームは、プロフェッショナルの集まりだということです。

ジーコが残したものを内田が跡継ぎして、アントラーズや若い選手たちが覚えれば伸びていきます。

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今後の内田篤人に望むこと

もし現場をやるなら、クラブで毎日選手たちと会って仕事をしてほしいですね。
サッカーを辞めたから内田という名前が消えるんではなくて、何をやっても内田が活躍しているんだというね。新たなプロフェッショナルというのは、こんなに幅広いんだ、というところを見せてほしいです。

お笑いだけには行ってほしくないな!(笑)