17歳 DF中野伸哉がU-24日本代表に飛び級初招集!

サッカー

2021.3.20


FIFA U-17 W杯 中野伸哉 写真:アフロ

 日本サッカー協会は3月19日(金)、今年7月の東京オリンピックへ向けて強化を図るU-24日本代表が今月下旬のU-24アルゼンチン代表戦(26日東京、29日北九州)に臨むメンバーを発表。

川崎フロンターレMF三笘薫、ヘタフェMF久保建英、ビーレフェルトMF堂安律らをはじめ、サガン鳥栖の17歳DF中野伸哉も飛び級で招集され、本大会メンバー入りへ競争が激化しそうだ。


飛び級の17歳

なかでも目を引くのが中野だ。高校生の17歳は鳥栖U-18所属ながら昨シーズン、8月1日の第8節のFC東京戦に途中出場で今季J1デビュー。そこから14試合に出場し、終盤を中心に11試合で先発した。

今季は開幕から左サイドバックに定着し、ここまでの5試合で4試合にフル出場。チームは昨季の13位から今季は4勝1分け無敗で3位と躍進している。

2017年からU-15日本代表で国際経験を積んできて、2019年には日本が16強入りしたU-17ワールドカップにも出場。昨年はU-18代表にも選出されているが、そこから今回、オリンピック代表を目指すメンバーに入った。

中野は、「遠慮せず、自分のプレーをしっかりと発揮して頑張ってくる」とクラブを通じてコメントしている。

 横内監督代行は中野について「今季好調の鳥栖のDFラインでほぼ試合に出て、アシストなど活躍が非常に目立つ。ここに入ってくるメンバーの一人と考えて選出した」と話し、評価は高い。

 一方、今季開幕から5戦6得点でJリーグ得点ランクトップの活躍を見せていたFW前田大然(横浜F・マリノス)は、選出されなかった。この日、今月17日の徳島戦で負傷したことがクラブから発表され、股関節部分の筋肉と腸腰筋の肉離れで全治2~3週間と見込まれており、無念の選外となった。


本大会メンバーへの競争

 本大会の代表メンバーは18人。さらにオーバーエイジの採用の可能性を考えると、今回のような親善試合などで招集している23人から、かなり絞られることになる。7月の本大会までに予定されている試合は今回のアルゼンチンとの2連戦を含めて6試合。最後の7月17日のU-24スペイン代表との対戦は壮行試合となる。

限られた残り試合でチームとしての成熟を図りながらメンバー選考が行われることになるが、横内監督代行は「この年代は急に伸びてくる選手もいる」と話している。

同様の見解は、2008年北京五輪で日本代表を率いた日本サッカー協会の反町康治技術委員長もかねてより示しており、チームとして今後も新たな可能性の台頭に目を向ける意向で、本大会メンバー入りへの競争は最後まで気が抜けない状況になりそうだ。

C大阪から今回のメンバーに唯一選出されたDF瀬古歩夢は、「オリンピックのチャンスを掴めるように一歩一歩、歩んでいく」と気を引き締めている。

コロナ禍での活動のため、チームは日本代表と同様に一般との接触を避ける行動エリアを制限した「バブル方式」を採用。検査など厳格な感染対策プロトコルの下、22日から合宿を実施する。

試合は第1戦が3月26日に東京の味の素スタジアム、第2戦が北九州のミクニワールドスタジアムにて行われるが、中2日で移動も伴った連戦は五輪本番を想定したシミュレーションにもなりそう。チームの新たな可能性とともに、多くの収穫を期待したい。


取材・文:木ノ原句望


■U-24日本代表メンバー

GK
大迫 敬介(サンフレッチェ広島)
沖 悠哉(鹿島アントラーズ)
谷 晃生(湘南ベルマーレ)

DF
板倉 滉(FCフローニンゲン/NED)
渡辺 剛(FC東京)
町田 浩樹(鹿島アントラーズ)
原 輝綺(清水エスパルス)
古賀 太陽(柏レイソル)
瀬古 歩夢(セレッソ大阪)
菅原 由勢(AZアルクマール/NED)
中野 伸哉(サガン鳥栖U-18)

MF
中山 雄太(PECズヴォレ/NED)
相馬 勇紀(名古屋グランパス)
三好 康児(ロイヤル・アントワープFC/BEL)
三笘 薫(川崎フロンターレ)
田中 駿汰(北海道コンサドーレ札幌)
旗手 怜央(川崎フロンターレ)
堂安 律(アルミニア・ビーレフェルト/GER)
田中 碧(川崎フロンターレ)
渡辺 皓太(横浜F・マリノス)
久保 建英(ヘタフェCF/ESP)

FW
食野 亮太郎(リオ・アヴェFC/POR)
田川 亨介(FC東京)