W杯最終予選 森保監督「組織的に戦える2チーム」オマーンと中国の上積みを警戒

サッカー

2021.8.27

    森保一監督(c)JFA.jpg森保一監督(c)JFA

    9月から始まるサッカーの2022年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表メンバーが8月26日に発表され、東京オリンピックを戦った五輪代表メンバーからは初招集のGK谷晃生選手(湘南)やMF久保建英選手(マジョルカ)らが選出。

    セルティックで好調のFW古橋亨梧選手や、久しぶりの招集となったMF柴崎岳選手(レガネス)も名を連ねた。日本代表は2日にオマーン代表と大阪の吹田で、7日に中国代表とカタールのドーハで対戦する。

    9月2日に始まるW杯最終予選では、2次予選を勝ち進んだ12チームが2グループに分かれて戦い、各グループ上位2チームが来年11月に開幕するカタール大会の出場権を獲得する。

    また、3位になると残る1枠をかけて3位同士でプレーオフを行い、その勝者が大陸間プレーオフに進出し、そこで勝てばカタール行きのチケットを手にできる。

    7大会連続出場を目指す日本は2次予選を8戦全勝で突破。最終予選ではグループBに入り、9月に対戦するオマーン代表と中国代表に続いて、10月以降サウジアラビア代表、オーストラリア代表、ベトナム代表と来年3月下旬までに順次、原則ホーム&アウェイで対戦する。

    しかし、コロナ禍による各国の渡航制限などもあり、9月7日に中国で対戦する予定だったアウェイの中国戦は中国国内での国際試合ができないため、第3国のカタールで行われることになった。

    中国は初戦のオーストラリア戦もドーハで行うため、日本戦には移動の負担がない。一方、2日のオマーン戦後に移動する日本は、時差と中東の夏の暑さへの適応がカギになる。

    日本サッカー協会の反町康治技術委員長によれば、中国はすでにドーハ入りして準備を始めており、オマーンも欧州で約1ヵ月間の合宿を行って日本に乗り込む予定だという。

    森保監督はオマーンと中国について「2次予選を見ると、個々の良さを活かしながら組織的に戦える2チーム」と分析したが、両チームが日本より長い準備期間を設けている点に触れて「さらに戦術の上澄みをしてくる」と警戒する。

    日本代表指揮官は、「彼らがこれまでやってきたことをしっかりとインプットしながら、我々が柔軟に対応しなくてはいけない」と話す。

    「オマーンは監督も選手も変わってチーム力が非常に上がっている」と指摘。ブラジル出身選手の帰化が進められている中国については、「帰化選手はアタッカー陣に多い。帰化選手中心に攻撃してくる。準備しておかなければいけない」と話した。

    日本代表チームは週明けの8月30日から練習を開始する予定だ。

    「最終予選は厳しい戦いの連続になる」と森保監督。「1戦1戦最善の準備をして全力で勝利を目指して戦う。与えられた時間のなかで相手のことをしっかりとインプットして、我々が持っている力を100%発揮できるように準備したい。必ず本大会へ駒を進めることができるように、チーム一丸となって頑張りたい」と語った。


    取材・文:木ノ原句望