坂本花織 銅メダル「大学卒業と同時に引退してやる!と思っていたけど、まだまだ跳べる」【五輪フィギュア】

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2022.2.18



北京オリンピック フィギュアスケート女子シングルで銅メダルを獲得し、2010年バンクーバー五輪・浅田真央の銀メダル以来となるメダルを獲得した坂本花織(21=シスメックス)が18日、記者会見を行った。

■メダル獲得記者会見

一夜明けて3位になった実感がちょっとずつ湧いてきましたが、決まった瞬間から嬉しい気持ちは今でも変わらずあります。ここまで良く頑張ったなと思いました。

ー自分の性格と演技の関係について

自分で言うのもあれですが、自分の性格は明るく元気。そこは小さい時から変わらなくて、それが演技に活かされる時もあれば、元気があり過ぎて暗めの曲の時は「今そういう笑顔いらない」とよく言われています。

今回だと愛菜ちゃん(河辺愛菜選手)と新葉(樋口新葉選手)の、この大舞台でトリプルアクセルにチャレンジした精神的な強さを見習って、「今後自分も頑張りたいな」と前向きな気持ちでプラスに変換できました。

この競技と自分の性格は良い感じに合っているんじゃないかなと思います。

ー今、一番やりたいことや食べたいものは

北京オリンピックが終わったら食べたいものはレバーと砂肝です。あとユニバにすごく行きたいと思っています。

ー現時点での4年後への気持ちは

大学生になる頃は一番調子が落ちていた時期だったので、「絶対4年後に辞めてやる!大学卒業と同時に引退してやる!」と思っていました。

気付いたらもう大学3年生になっていて、あと1年しかできないと思うと心残りで全然まだまだ跳べるのに辞める必要はないなと感じました。

4年後は25歳ですがまだまだ跳べそうだと思っていて、このオリンピックが決まる前から次のオリンピックも目指せるぐらい頑張ろうと思うようになっていました。

それに向けて今まで通りではいけないと思うので、帰ってから大技の練習も含めてしっかり練習していきたいなと思っています。

ー今後挑戦していく大技について

アクセルは正直恐怖心があって、中々思い切って締められないので4回転よりも難しいなと感じています。

4回転をやるならトウループかループか。練習するなら世界選手権(3/21~3/27開催)が終わってからスタートしていきたいなと思っています。

ー世界のフィギュアスケートのレベルについて感じたこと

今回、技術面以外のファイブコンポーネンツでも自分が思っていた以上の点数が出ていて、やっと表現やスケーティング技術が認められたのかなと思いました。

でもそれだけでは限界があるので、やっぱり技術点で稼げるところは稼がないとロシア勢には対抗できないということが今回目に見えて分かりました。

しっかりオフを有効活用して、来シーズンに向けて頑張りたいと思っています。

ー振付師のブノワ・リショー氏について

ブノワ先生は年齢的にも私のお姉ちゃんとほぼ同じなので、お兄ちゃんと言うのはおかしいですけど、、、従兄弟ぐらいかな(笑)。


坂本花織 Photo by Jean Catuffe/Getty Images

ー運を味方に付ける方法は

とにかく何が起こってもプラス思考でいること、ポジティブに変換することが、自分にとって気持ちを落とさずに前に進んでいく方法かなと思います。

あとは身の回りの整理整頓です。いつも試合前は家を掃除してから出て行くので、それも運の一つかなと思います。

ー団体戦から個人戦と練習時間が限られている中でパフォーマンスを維持できた理由は

序盤の団体戦はいつもの海外試合と同じで現地入りしてから数日後に試合だったので、日本での調子の良い状態そのままに演技ができました。

個人戦までに2週間くらいあって、団体が終わってから自分的には一度調子が落ちてしまったんですが、個人戦が近付くに連れて自然と調子が上がってきていました。シニアに上がってからの経験がこういうところで活かされているのかなと思いました。

1日に少なくて35分、長くて70分の練習時間で、短い時間で集中してやることを日本でも練習に取り入れていました。それが少しは活かされたかなと思います。

あと2日くらい延びていたら、多分限界が来てもうちょっとボロボロだったんじゃないかなと思います。昨日が限界だったと思います。

ー大会中に日本選手とどんな話をしたか

新葉も愛菜ちゃんも部屋で一緒に喋ることもありました。

新葉とは、団体戦の本番前もアクセルをトリプルするかダブルするかの相談を受けたり、個人戦の時もすごく緊張していて、フリーで最終グループに入った時にロシアのメンバーと滑るとなったら空気が全然違い「いるだけで緊張する」と言っていて、自分もショートの時に感じていたので「それは慣れるしかない。新葉はやるべきことをやれると思うから大丈夫だと思う」とか、お互いに思うことを口に出しながらほぐし合うようにしていました。

ーロシア勢はどういう存在か

ロシアの選手は毎年4回転を跳んでくる選手が滞りなく出てきて、毎回それに驚かされています。でも、自分よりも上にいる選手と同じ大会で戦えることはすごくありがたい環境だし、それを見て「やっぱり4回転は必要なんだな」と感じます。

ロシアは常に追いかけさせてくれる存在なのかなと思っています。