女子63kg級 堀川恵「誰よりも長く苦しんできた期間はいい経験値」世界女王として挑む【柔道 グランドスラム東京】

柔道

2022.11.25


12月3・4日に行われる柔道・グランドスラム東京2022。

今年10月に行われた世界選手権 女子63kg級で金メダルを獲得した堀川恵(パーク24)。世界女王の堀川は今大会で優勝すれば、連盟の規定により来年の世界選手権代表に内定する。

そんな堀川が柔道を始めたきっかけ、結婚生活について、また来年の世界選手権、2024年のパリオリンピックにつながるグランドスラム東京への思いを語った。

ー柔道を始めたきっかけは?

明確なきっかけはなくて。なぜかというと、私の家は父が高校の柔道の先生をやっていたので、当たり前のように毎日柔道をやっている人達と関わって生きてきました。ちっちゃい頃から畳の上で遊ぶことが日常だったので。

5歳の時に父がやっている高校の道場を開放して町道場みたいなことを始めました。そのタイミングで私もそこの町道場に入らせてもらって始めたのが一番最初のきっかけです。

ー父親はどんな存在?

父は高校の先生だったり柔道をやってたから厳しいと思われがちなんですが、わりと私には凄い優しくて、今まで柔道のことや普通の生活で全く怒ったりするようなことはなかったです。それが私にとって、のびのびやれる環境だったと言うか。

でも、柔道どうこうより「人に感謝しなさい」とか「大事な時に初心にかえりなさい」ということはずっと。それは昔から言われてきたことで、そういうところは父を尊敬していて柔道の先生というよりは人生の大先輩みたいな感じで、大好きなお父さんです。

ー結婚後に変わったことは?

そんなに変わらないですね。それぞれがそれぞれの生活をしているので自分でやることは自分でやるし、気が付いた方が洗濯したりお皿洗いしたり。

お互い練習もしているので程よい分担でやっていて、そこは私だけがやる、向こうだけがやるにはならないようにはしています。

ー結婚生活について

主人がストイックな人ですごく真面目なので、何か自然とそっちに引きずられるというか。自分は結構「適当にやろうよ」みたいな感じなんですが、ルーティンワークも全く崩さなかったりするような芯がある人なので。

そういうところを近くで見ているといい刺激になって、ちょっと気が緩みそうな時には「こんなにしっかりやってる人が近くにいるんだから、私もしっかりしなきゃ!」と思うことは何度かあります。

食事面も気をつけるようになりましたし、生活する中でのいい刺激をたくさんもらったと思います。



ー10月の世界選手権について

メダルを掛けてもらった時にいつものメダルより重くて、その時に「世界選手権で勝ったんだ」と実感が湧きました。どこか「世界選手権なんて」と思っていた自分も前はいたので、「今実際に世界選手権の表彰台に立っている」と思った時はやっぱり嬉しかったです。

ー決勝で決めた内股について

内股自体はいつも自分が練習でやっているタイミングと全く同じタイミングだったので、いけると思って入りました。試合が終わった後は、ほっとする気持ちが一番でした。

ー世界女王になりプレッシャーは?

やっぱりそれをプレッシャーに感じてしまうと、自分のいいところが出なくなっちゃうんじゃないかなと思います。少なからずプレッシャーは必ずありますし、世界チャンピオンとしての自覚も持っていなきゃいけないとは思うんですが、その中でも自分が今自信を持って言えるのは、長い期間をかけて今の立場にきたということ。

誰よりも苦しんできた期間も長かったことは自分のいい経験値だと思っているので、自分らしさを崩さずに、同じ姿勢のままでいられたらいいなと思っています。

ー12月のグランドスラム東京について

優勝したら次の世界選手権が内定する試合なのですごく大事な試合だと思いますし、これもまた自分にとってのターニングポイントになる試合なのかなと思います。

気負い過ぎることなく自分のペースを崩さずにやっていれば、自ずと結果はついてくると思うので、しっかり勝ち切って次の世界選手権につなげられるようにしたいと思います。