「W杯で3位決定戦に意味はあるのか?」懐疑的な声もクロアチア、モロッコが勝利への強いこだわりを示す

サッカー

2022.12.21


クロアチアが3位 Photo by Dale MacMilan/Soccrates/Getty Images

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の3位決定戦で前回大会準優勝のクロアチア代表がアフリカ勢初の4強入りのモロッコ代表に2-1で勝利を収め、2大会連続でトップ3入りを達成。

 サッカー界世界最高峰の大会のW杯で3位決定戦に意味はあるのか?

 決勝進出を逃した2チーム同士の対戦に懐疑的な見方をする声が上がり、試合を前に当該2チームに意義を問いかける質問が飛ぶ。今回も例外ではなかった。

 クロアチアとモロッコの選手たちは「もちろん、行きたかったのは決勝」と異口同音に吐露。だが、クロアチアのズラトコ・ダリッチ監督は「前回大会2位で今回3位になれれば、クロアチアのような小国にとってその意義は大きい」と語る。

 モロッコのワリド・レグラギ監督も「これはW杯だ。3位決定戦だからといって、選手をモチベートする必要などない。3位を手にできればモロッコにとってすばらしい」と話していた。

 そして、実際にどちらも相手に勝ちたいという強い気持ちが感じられ、試合終了まで気迫に満ちた素晴らしいパフォーマンスを披露した。

 3位を獲得したダリッチ監督は、「このメダルは我々には金メダルに値する。世界最高の大会で前回から4年を経て、またメダルを取ることができたのだから。クロアチアにとって記念すべき成果だ」と喜んだ。

 決勝ゴールを決めてこの試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたDFヨシュコ・グヴァルディオルは、「準決勝は負けたが、そのあと、この試合に集中してやり抜こうと取り組んできた。今日の試合で自分たちが3位にふさわしいことは証明できたと思う。みんなでこの勝利を祝いたい」と話した。20歳と328日でのW杯での得点は、同国史上最も若い得点者だ。

 今回の代表チームからはモドリッチをはじめ、何人かの選手は年齢的にも今回が最後のW杯になるとみられていているが、クロアチア指揮官は「我々には期待できる若手がいて、彼らは経験のある選手たちから学ぶことで成長してきている。国内にも素晴らしい若手がいるので、将来に不安はない」と話した。