実力派のスプリンター・ダイアトニック ~函館競馬場と武豊と名馬たち~

2020 函館スプリントステークス(GIII)ダイアトニックが優勝 写真:東京スポーツ/アフロ
JRA最古の競馬場で生まれた名馬との縁
6月25日にテレビ東京で放送された「武豊-THE ORIGIN-~始まりの地・函館~」
この番組では競馬界のレジェンドとして知られる武豊のルーツがあるという北海道・函館を武豊自身がゆかりの地を巡り、自身の原点を紹介。
そこには父・邦彦氏の生まれ育った街やこれからの競馬界を背負うであろう子供たちと触れ合う様子が放送され、話題を呼んだ。
武豊にとってゆかりが深い函館の街にある函館競馬場は、現存するJRAの競馬場では最古の歴史を誇ることでも知られている。
この地で武豊は重賞4勝を挙げるなど活躍を見せているが......今回は武豊とともに函館競馬場で活躍した名馬たちを紹介する。※馬齢は当時の表記のまま
■ダイアトニック
コロナ禍より、無観客でのレースとなった2020年の函館開催。
競馬場内に入れないファンたちがガラス張りのエリアからパドックを眺めていた姿が思い出深いと武豊は番組内で語っていたが、その時期にパートナーとなったのがダイアトニック。
4歳時にクリストフ・スミヨンの手綱でスワンSを制するなど、実力派のスプリンターとして知られる存在だったが、武豊と初タッグを組んで臨んだのがこの年の函館スプリントSだった。
好スタートからあっさりと2番手につけると、前半3ハロン33秒3という速いペースを追走し、直線に入って残り200mを過ぎたころに鞭が入ると逃げていたダイメイフジを捕まえて先頭に。
その後は持ったままで後続を寄せ付けることなく抜け出してそのまま押し切って勝利。格の違いを見せるかのような快勝となった。その後も重賞を3勝するなど長きにわたりトップスプリンターの座に君臨した。
■文/福嶌弘