なでしこジャパン W杯初戦で攻守に好ゲームで好発進
2023.7.25
なでしこジャパン Photo by Maja Hitij - FIFA/FIFA via Getty Images
3大会ぶりの優勝を目指すなでしこジャパン日本女子代表が女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で好スタートを切った。
7月22日にニュージーランドのハミルトンで行われたグループC初戦でザンビアに5-0で勝利。相手のシュート数もゼロに押さえる圧勝で、求めていた初戦での勝点3を手にした。
FW宮澤ひなたが先制を含めて2得点し、FW田中美南、MF遠藤純、FW植木理子が1得点ずつを決めた。いずれも、4得点に絡んだMF長谷川唯を中心に相手の背後のスペースを突き、両サイドを使った幅のある攻撃から生まれた。
先制は43分。長谷川が右サイドの相手DFの裏へ出したボールをFW藤野あおばが持ち上がって右クロス。これを相手DFの間を抜けてゴール正面に出た宮澤が捉えてゴールネットを揺らした。
日本は試合の入りも良く、ボールを支配して優勢に試合を進め、先制までの間にもゴールに迫る場面が多かった。
19歳の藤野が前半7分に強烈なシュートを放ち、その2分後にはミドルレンジから狙ってポストに弾かれ、21分には遠藤のFKに田中が捉えてゴールネットを揺らしていたが、VARでオフサイドと判定されてノーゴールに。
30分過ぎにも藤野が南のロングフィードに合わせて右足を振り、40分前にはMF長野風花が長谷川の落としを捉えてミドルシュートで狙っていた。
そして生まれた先制点に、池田太監督は「サイドがすこし空いていると、ベンチも選手たちも見つけ始めていた。チームの狙いを体現できた、いいゴールだった」と喜んだ。
1-0リードで後半に入ると、日本の攻撃はさらに加速。54分に中盤から縦につないだボールを遠藤が受けて左サイドから相手の裏へ抜けて中央に折り返し、ゴール中央で田中が捉えてゴールに流し込んだ。
前線からの守備でも貢献していた田中は後半5分にもゴールネットを揺らしていたが、この日2度目のVARによるオフサイド判定でゴールにはならず。それでも、W杯初出場の29歳FWは貪欲に狙い続けて初ゴールを記録した。
田中の諦めない姿勢はさらに、62分にアシストとなってチーム3点目へつながる。
右サイドでMF清水梨沙のスローインを受けてゴールラインぎりぎりから折り返す。昨年のカタールW杯での「三笘の1ミリ」を彷彿とさせる粘りのプレーに、宮澤がしっかり合わせて自身2点目を決めた。
70分には、途中出場の植木のパスを受けた長谷川が前方左のオープンスペースへフィード。これを受けた遠藤がペナルティエリアに切り込み、狙いすまして4-0。
植木は後半アディショナルタイムには長谷川のスルーパスに反応してペナルティエリアに切り込み、相手GKに倒されてPKを獲得。相手GKは警告2枚目で退場となり、交代で登場したGKが構える中、植木が右へ蹴り込んで5-0とした。
「みんなで勝ち取った勝利」と宮澤は、憧れのW杯という舞台で決めた先制点に、「鳥肌というか、気持ちの中でフワっと浮き上がってくるものがあった」と振り返り、田中の折り返しに合わせた2点目も「ラインを出るかギリギリだったが、なにが起こるか分からなかったので、あそこに入れてよかった」と笑顔を見せた。
結果を出して手ごたえを得た様子の宮澤は、「まだまだ決めきれるシーンもあった。しっかり決めてチームを勝たせられる選手になりたい」と述べると、「優勝を目指したい。貪欲にもっと仕掛けていきたい」と先を見据えた。
文:木ノ原 句望
なでしこジャパン 試合日程
■7/22(土) 16:00 KICK OFF
日本 vs ザンビア女子代表
■7/26(水) 14:00 KICK OFF
日本 vs コスタリカ女子代表
■7/31(月) 16:00 KICK OFF
日本 vs スペイン女子代表
※すべて日本時間