【サッカー日本代表】ブラジル代表アンチェロッティ監督 後半の失速を嘆く

サッカー

2025.10.18


ブラジル代表 写真:JFA/アフロ

サッカー日本代表に10月14日の味の素スタジアムでの国際親善試合で2-3の逆転負けを喫したブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は、ミスが絡んだ後半の失速を嘆いた。

ブラジルにとっては、今年6月の南米予選から指揮を執るアンチェロッティ監督体制での6戦目で初の最多失点で、9月の南米予選ボリビア戦以来の2敗目となった。

前半、守備のブロックを敷いて対応する日本にボール保持率で上回り、26分にDFパウロ・エンリケ(バスコ・ダ・ガマ)、32分にFWガブリエウ・マルチネッリ(アーセナル)の得点で2-0のリード奪い、優勢に試合を進めていた。

だが、そこから一転して、後半は鋭い出足で前線からプレッシャーをかけてくる日本に押され、最終ラインでボールを奪われて後半7分にMF南野拓実(モナコ)に1点を返された。

その10分後にはMF中村敬斗(スタッド・ランス)に同点にされ、後半26分にはFW上田綺世(フェイエノールト)にCKからヘディングを決められて逆転を許した。


カルロ・アンチェロッティ監督 写真:長田洋平/アフロスポーツ

アンチェロッティ監督は、「負けは誰も受け入れられないし、非常に残念」と話し、1失点目のミスが試合の流れを変えたと問題視した。

「ファブリシオ選手の最初のミスでチームはコントロールを失い、メンタル面で大きく調子を落としたことは今日の最大のミスだ。チームのリアクションがなかった」と指揮官。

だが、「こういうミスは今やった方がW杯本番でやるよりもずっといい」と話して、「教訓」「学ばなければならない」と繰り返した。

日本のプレーについて、レアル・マドリードをはじめとする欧州ビッグクラブで数々のタイトルを手にしてきたイタリア出身の名将は、「日本は素晴らしく強いチームだ。

特に後半は非常に良いプレーをして、前線でプレッシャーを仕掛けて来て、我々はビルドアップがとても難しくなった」と認めた。

ブラジル国内では今回の代表チームのまさかの逆転負けに、アンチェロッティ監督の発言や2失点に絡んだDFファブリシオの謝罪コメントが大きく取り上げられた。

1930年から毎回のW杯出場で5度のW杯優勝を遂げているブラジルだが、今回の南米予選では安定した成績を挙げられず苦戦した。

予選期間中に監督交代を繰り返し、ようやく今年5月下旬にアンチェロッティ監督が就任すると、初の外国人監督の下でチームは守備を立て直し、南米予選を5位で突破した。

今回、本大会への準備として臨んだアジア遠征で10月10日に韓国代表に5-0と快勝していたが、日本には2-0リードからの逆転負け。ここまで11勝2分け無敗だった日本に14戦目で初黒星を喫した。

後半途中出場したFWマテウス・クーニャ(マンチェスター・U)は、「僕らは後半何かを欠いた。日本は後半いい入りをして、とても集中していた」と話したが、本大会の準備という考えを示した。

「僕らはいつものようにW杯に出て、できれば優勝したいと思っている。それにはミスから学ぶ必要があるし、そこはプロセスの一部だと思っている。

いくつか試合を落としたとしても、素早く学んで修正した上で進んでいくことが必要なんだと思う」

ブラジルはこの敗戦をどう活かして、本大会ではどんな姿を見せるのだろうか。

取材・文:木ノ原句望

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