ゲレーロJr. 大谷翔平から値千金の逆転2ラン「彼を尊敬している。でもグラウンドでは競争だ。彼から打てたことを誇りに思う」

ゲレーロJr. PHOTO:Getty Images
<2025年10月28日(火)(日本時間29日)MLBワールドシリーズ ロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズ@ドジャー・スタジアム>
MLBワールドシリーズ第4戦、ロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズの一戦で、ブルージェイズの主砲ブラディミール・ゲレーロJr.(26)が値千金の逆転2ランを放った。
3回、ドジャースの大谷翔平(31)が投じたスライダーを完璧に捉え、打球は左中間スタンド中段へ。静まり返るドジャー・スタジアムで、チームを勢いづける一撃となった。試合は6-2でブルージェイズが勝利し、シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻した。
試合後の会見で、ゲレーロJr.は「まずチームが勝てたことが本当にうれしい。彼(大谷)をとても尊敬しているが、グラウンドに立てば競争相手だ。今夜、彼からホームランを打てたことを誇りに思う」と、ライバルへの敬意と勝負師としての誇りを語った。
宿命の対決と注目されていた"大谷vsゲレーロ"の一打は、まさに試合の流れを変える一振りとなった。
前日には18イニング、6時間超えの死闘を落としたブルージェイズ。疲労が心配された中での一戦だったが、ゲレーロは「昨夜は疲れていたので、とにかく寝た。赤ん坊のようにぐっすり眠れた」と笑顔を見せた。
敗戦を引きずることなく切り替え、チームを勝利へ導く勝負強さを発揮した。
今シリーズでの自身の打撃については、「チームが試合に勝つために貢献できていることが一番誇らしい」と語り、個人成績よりもチームの勝利を最優先に考えている姿勢を強調。
さらに、「シリーズはまだ終わっていない。4勝するまで何も決まらない。1試合ずつ、1打席ずつ集中するだけ」と、冷静な口調で先を見据えた。
この勝利により、ブルージェイズは本拠地トロントでの試合を確実にした。
「ホームで勝てたら特別だろうけど、どこで勝つかよりも、勝つことそのものが重要だ」と語るゲレーロ。試合後はデビッド・オルティス(ビッグ・パピ)から贈られたというシャツをロッカーで見せ、「明日これを着るつもりだ」と笑顔を浮かべた。
また、ケガでラインナップを外れているジョージ・スプリンガーについても言及し、「ジョージはベンチでチームを支えてくれている。誰か一人ではなく、全員が役割を果たすことが大事」とチームの一体感を強調。
「ここまで来たら、全員でやるだけ。誰もが同じ気持ちでいる」と言い切った。
3回の一撃で流れを引き寄せたゲレーロの姿は、若き主砲の成長とともに、ブルージェイズのチームとしての結束を象徴するものだった。
シリーズは再び振り出しに戻り、決戦の舞台はトロントへ。ゲレーロのバットが再び火を噴くか注目される。
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