「どこからともなくNBA選手にダンクされたようにパヘスが飛んできた」キケが語る命懸けのスーパーキャッチの真実

キケに声をかけるパヘス PHOTO:Getty Images
ワールドシリーズ連覇を果たしたロサンゼルス・ドジャースのメンバーが、米人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した。
出演したのは、デーブ・ロバーツ監督、ウィル・スミス捕手、タイラー・グラスノー投手、ブレイク・スネル投手、そして"キケ"の愛称で知られるエンリケ・ヘルナンデス内野手。
激闘の舞台裏を語る中で、ヘルナンデスが第7戦・9回の守備を振り返る場面では、スタジオが笑いと驚きに包まれた。
延長戦にもつれ込んだ第7戦、9回裏のブルージェイズ攻撃。満塁のピンチで放たれた打球は、外野深くに飛ぶ当たり。打球が落ちればサヨナラ負けという極限の場面で、センターに入っていたパヘス選手とレフトのヘルナンデスが猛追した。
「打球を追いながら、正直、人生が走馬灯のように流れました。あの瞬間、壁にぶつかってもいいと思っていたんです」と、ヘルナンデスは当時の心境を明かした。捕球体勢に入ったその瞬間、突如センターのパヘスが飛び込み、2人は激しく交錯。
「捕れると思って少しスピードを緩めた瞬間、どこからともなくNBA選手にダンクされたように、彼(パヘス)が上から飛んできたんです」と振り返ると、スタジオは爆笑に包まれた。
一方、地面に倒れ込んだヘルナンデスの頭に浮かんだのは「まさかワールドシリーズをチームメイトに奪われたのか」という不安だったという。
「彼に『大丈夫か?』と声をかけられたので、『俺のことはいい、ボールを捕ったのか?』って聞いたら、"捕ったよ"と。そこでようやく"よっしゃー!"となりました」と語り、観客から大きな拍手が起こった。
「彼(パヘス)は僕の手柄を奪ったし、妻は未亡人になるところでしたよ」とオチをつけたヘルナンデス。命懸けのスーパーキャッチがなければ、ドジャースの連覇はなかったかもしれない。
ロバーツ監督も「彼のプレーは、このシリーズを象徴するものだった。恐怖よりも勝利を選んだ」と称賛。会場を笑わせながらも、誰もがあの瞬間の覚悟を思い出した。
「3連覇を保証しますか?」というキンメルの問いに、ヘルナンデスは間髪入れずにこう答えた。「もちろんだ!」
冗談めかした言葉の裏には、チームを再び勝利へ導く決意が込められていた。
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