佐々木朗希が示した『修正力』不安の中で掴んだ初登板の手応え

佐々木朗希 PHOTO:Getty Images
<2025年3月30日(月)(日本時間31日)MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 クリーブランド・ガーディアンズ @ドジャー・スタジアム>
ドジャースの佐々木朗希投手(24)が30日(日本時間31日)、本拠ドジャー・スタジアムで行われたガーディアンズ戦で今季初登板初先発を果たし、5回途中4安打1失点4奪三振2四球という内容で降板した。
4回0/3を投げて1失点と試合を作った佐々木朗希。結果だけを見れば上々だが、本人の言葉から浮かび上がるのは「不安」と「修正」のプロセスだ。
「正直僕が一番不安だった」----この言葉が象徴するように、万全の状態で臨んだ登板ではなかった。それでも「自分に出来ることに集中」したことで、結果としてゾーン内で勝負する投球を取り戻した。
ポイントは"ゾーンで勝負できた"ことだ。スプリングトレーニングでは制球に苦しむ場面が目立っていたが、この日は「全体的に自分のボールで勝負出来た」と語るように、積極性が戻っていた。
また、配球面も変化が見られた。カットボールやスライダーを多用し、「キャッチャーに助けられた」と振り返るように、単独での投球ではなく"バッテリーとしての投球"が機能した点は大きい。
さらに評価すべきは、3回の失点後の対応だ。
これまでの課題だった"崩れ"を見せず、「大きく乱れなかった」と本人も手応えを口にした。これはメンタルではなく技術的修正によるものと考えられる。
一方で課題も残る。球速については「コントロールを意識している」と語っており、本来の出力をまだ発揮しきれていない段階だ。
裏を返せば、状態が上がればさらなる上積みが期待できる。今回の登板は"完成形"ではない。しかし、課題の中で修正し、最低限の結果を残した点にこそ価値がある。
佐々木朗希のメジャーでの戦いは、ここから本格的に始まる。
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