パラグアイGK エムバペへの”ボール投げ”の真相明かす「彼に握手を求めたが反応してくれなかった。感情的になった」【サッカーW杯】

サッカー

2026.7.5


GKヒルがエムバペにボールを当てたシーン PHOTO:Getty Images

7月4日(日本時間5日)、サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント2回戦で、FIFAランキング43位のパラグアイは同3位のフランスに0-1で敗れ、ベスト16で大会を去った。

【決勝トーナメント】全試合日程・対戦カード|FIFAワールドカップ(サッカーW杯)2026 北中米大会

猛暑の中で行われた一戦は、パラグアイが序盤から激しい球際の攻防とフィジカルコンタクトでフランスを苦しめる展開となったが、終盤にPKを献上。

決勝点を許し、あと一歩で準々決勝進出を逃した。試合後、GKオルランド・ヒルは「PKがなければ試合の結末は違っていた」と悔しさをにじませた。

ヒルは「本当に悔しい。今回のパラグアイはもっと大きなことを成し遂げられるチームだったと思う」と肩を落とし、「フランスを後半までしっかり抑え込んでいた。もしPKがなければ延長戦まで持ち込めていたと思う」とあと一歩届かなかった試合を振り返った。

終盤にはエースのキリアン・エムバペの決定機を立て続けに阻止。自身のプレーについては「世界トップクラスの選手のシュートを2本止められたことは誇りに思う。重要な失点を防ぐことができたし、僕自身もチームメートと同じようにすべてを出し切った」と胸を張った。

パラグアイはフランスの縦に速い攻撃を封じるため、危険な選手には常に複数人で対応。

ヒルは「縦パスをしっかり防ぎ、危険な選手には2人で対応していた。だからPKがなければ試合の流れは変わっていたと思う」と強調した。

試合後にはエムバペへボールを投げる場面もあったが、その真意についても説明した。

「試合後に彼へ握手をして祝福しようとしたが、反応してもらえなかった。その瞬間は感情的になってしまい、ボールを投げてしまった。でもすぐに冷静になったし、改めて彼らを祝福した。フランスは優勝候補にふさわしいチームだ」と明かした。

一方で、フランス側から「ラフプレーが多かった」との声が上がったことについては、「これはサッカーだ。もし彼らがこういう試合に慣れていないなら、それは仕方がない」と反論。

「パラグアイは昔から非常にフィジカルが強く、闘争心を前面に出すチーム。

試合前から『自分たちの存在を相手に感じさせよう』『ボールは通しても、人は通さない』という気持ちで戦った」と、自分たちのスタイルを貫いたことを強調した。

最後にヒルは、「若い選手にとっても大きな経験になった。若手もベテランも全員がこの大会ですべてを出し切った。誰も責めることはできない」と仲間たちをたたえ、「胸を張って帰ることができる」と前を向いた。

<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>
第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。

開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間
グループステージ:6月11日〜6月27日
ラウンド32:6月28日~7月3日
ラウンド16:7月4日~7日
準々決勝:7月9日~11日
準決勝:7月14日〜15日
3位決定戦:7月18日
決勝:7月19日

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