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2013年1月28日放送

世界を席巻!日本食第1弾...目指せ!世界遺産

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

世界を席巻!日本食第1弾...目指せ!世界遺産

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 世界中で日本食ブームが起こっている。しかし、その実態は「なんちゃって」和食が圧倒しているという。つまり、現地人、あるいは東南アジアの人や中国人が日本食を"見よう見まね"で提供しているのが現実なのだ。関心が高まっている今こそ、本物の日本食を世界の人々へ、そんな動きが出てきている。10月にロンドンに進出し、「正統和食」の伝道師を買って出ているのが、京都の老舗料亭・菊乃井の村田吉弘さんだ。村田さんの当面の目標は、日本食が世界遺産に認定されることだという。

  • 日本食を世界へ!指導する村田さん 日本食を世界へ!指導する村田さん
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放送内容詳細

「なんちゃって和食」が席巻?

 パリでいま日本食が大ブームだという。実は、フランスにある日本食レストランは1580店もある。そのひとつに入ってみると、一番の人気メニューは「寿司」と「焼き鳥」と「餃子」がセットになっている。ちょっと不思議な組み合わせだが、パリっ子たちが美味しそうに頬張っていた。厨房をのぞくと、包丁を握り作っていたのはカンボジア人。日本に行ったことはなく、作り方も1日教わっただけだという。実は海外の日本食レストランの多くは中国や東南アジアの人が手掛けている。日本食ブームに便乗し、ますます増えているのだという。彼らはこう言う。「日本食は儲かるよ」

板前はカンボジア人 板前はカンボジア人

和食を世界遺産に…神髄は「うま味」

 京都の老舗料亭・菊乃井は100年を超える老舗料亭だ。3代目主人の村田吉弘さんは、
「和食を世界無形文化遺産に」登録する動きの旗振り役だ。世界中で日本食に対する関心が高まっている今こそ、本物の和食を世界の人々へ広めたいと思っているのだ。その鍵になるのは「うま味」。昆布や鰹節などでとった出汁(ダシ)のうま味こそ、日本料理の神髄なのだ。これまで欧米をはじめとする世界の食文化では、味覚としてあまり認められてこなかった「うま味」が、甘味・苦味・酸味・塩味につぐ第5の味覚として世界的な市民権を得てきたのだ。

出汁(ダシ) 出汁(ダシ)

NAVIGATOR

青井倫一(明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科教授)

専門は経営学だが、フードビジネスにも詳しく、日本の食の魅力を世界に伝え、世界中のレストランをサポートする「NPO日本食レストラン海外普及推進機構」の理事を務める。

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

2015年 日本食グローバル元年

 日本食を世界に広める絶好の機会があるという。それは、2015年。この年にミラノ万博が開かれるのだが、テーマは“食”。これを機に日本食をグローバル化するべきだと青井は言う。
しかし、外食レストランだけで日本食をアピールするには限界がある。海外の人たちが、家庭でも日本食をつくるようになって初めて、日本食が浸透したと言えるのだ。
 そのために食にかかわる産業、たとえば“調味料・だし”、“食品機械”、“食材”、“料理教室・学校”、“器・道具”などがスクラムを組んでサポートしていく事が重要である。その連携があってはじめて、成長産業としての日本食が成立する。2015年、ミラノ万博を機に“本物”の日本食が世界の家庭に広がる。可能性は大いにある。

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