総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2013年5月6日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
「こわす・なおす・こわさない~日本のスゴ技、建設技術」
超高層ビルが縮むように取り壊す解体技術。世界文化遺産や国宝を見事なまでに修復・改修する技術。震度5強の大地震でも鉛筆が倒れない最新の免震技術など、日本の高い建築技術に世界的な注目が集まっている。
日本の高度な建築技術は今や国内だけでなく、世界の建築現場で活かされていた。その沸騰現場から見えてくる日本の未来とは。
インドネシアの中学校で歓迎される日本人スタッフ
グランドプリンスホテル赤坂。通称「赤プリ」の名で親しまれたホテルが、新たな居住空間に生まれ変わるため、昨年、解体工事に入った。そこには驚きの光景が。140メートルの高さを持つ「赤プリ」が、なんと、縮むように低くなっていくのだ。
これは、大成建設が考案した『テコレップシステム』と呼ばれる解体工法。粉じんや騒音をほとんど出さず、上から下にビルが縮まるように小さくなるという日本独自の技術だ。
高度経済成長時代から、高層ビルの建設を推し進めてきた日本では、これから解体ラッシュが始まると言われる。日本の建設会社はしのぎを削り、高層ビルの解体市場をねらう。
解体中のグランドプリンスホテル赤坂
連日、観光客で賑わう東京の新名所、東京駅丸の内駅舎。
昨年10月、5年に及んだ改修工事を経て、赤レンガ駅舎は100年前の創建当時の姿に戻った。5年もの歳月を要した工事は、外装や内装を修復するだけにとどまらなかった。
駅舎を支えてきた1万本の「松の杭」を除去し、新たに地下2階を作るという難工事が行われていたのだ。そこにも、日本ならではの高度かつ、繊細な建設技術が活かされていた。
東京駅を支えていた1万本の松の杭
2004年に起きたマグニチュード9.1のスマトラ島沖地震以来、インドネシアでは大地震が頻発している。日本に比べ、耐震基準が低いインドネシアでは、大地震が来ると、家屋や校舎が倒壊してしまう。
日本のJICAは地震の被害にあった街の復興にあたるべく動き始めていた。耐震基準が高い小中学校を、日本の建設技術で次々に建設していたのだ。
さらに、日本のタイヤメーカー、ブリヂストンは地震の揺れを吸収する免震ゴムを開発。
日本と同じ地震大国インドネシアで、免震技術の需要は高まるのか。
インドネシア・津波避難センターの免震装置
1963年生まれ。1986年に熊本大学工学部を卒業後、
日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社。土木の専門誌「日経コンストラクション」編集長などを経て、2012年から建築の専門誌「日経アーキテクチュア」編集長。建築や土木に関する建設全般に精通。
解体、改修、そして免震技術に至るまで日本の建設技術は、世界で評価が高い。それは日本は地震大国という背景もあり、構造設計、施工、建設に至るまで“安全”に対する意識がベースにあるからだ。海外に日本の建設技術を売り込む際、一番の強みになるのがこの“ANZEN=安全”だと畠中は指摘する。
製造現場など使われる“KAIZEN=改善”や、環境問題での“MOTTAINAI=もったいない”という日本語が世界共通の言葉になったように、日本の“ANZEN”もまた、世界の共通語になる可能性を秘めている。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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