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2013年12月23日放送

池上彰の年末SP 知られざるニッポンの"貢献力"

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

池上彰の年末SP 知られざるニッポンの

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番組ではこれまで2年にわたって、世界の沸騰現場で活躍する日本人や日本企業を取材してきた。その中で、意外に目にしたのが、日本の支援・貢献を評価する現地の人たちと、その感謝の声。折りしも、甚大な台風被害を受けたフィリピンでは、過去最大規模の日本の支援活動が繰り広げられている。そこで、2013年の締めくくりは、スペシャル版として、世界を舞台にした日本の国際協力に焦点を当てる。失われた20年と呼ばれる時代も日本が脈々と培ってきた"貢献力"とは?日本だからこそできる貢献とは何なのか?そしてその先にあるものとは?
今回、ナビゲーターの池上彰が番組MCのシェリーとともに、向かったのはバングラデシュ。バングラデシュは「アジアの最貧国」の一方で、「ソーシャルビジネスの中心地」ともなり、いま世界から注目されているのだ。そこで二人は意外な歴史と現実、そこから生まれた社会貢献とビジネスとの両立モデルを目の当たりにした。さらに、フィリピン・レイテ島で進行中の、日本版「トモダチ作戦」に密着取材した。

  • 爆発の瞬間をリポートする池上彰 爆発の瞬間をリポートする池上彰
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放送内容詳細

バングラデシュ・知られざる親日国の背景

バングラデシュの人口は1億5000万人。アジアの最貧国だが、国旗がよく似ていたり(緑地に赤丸)、「好きな外国第1位」に日本、「重要な国第1位」も日本と、極めて親日的な国だ。その背景にあるのが、日本の“貢献”だった。1971年の独立以来、官民あげて繰り広げられ、感謝される日本の活動と、現場の取り組みを取材した。

池上が遭遇した爆弾事件

ところが、いまバングラデシュは政治的な騒乱状態にあった。ハルタルというゼネストが国中で繰り広げられ、死者も多数出る状況。そんなさなか、池上が取材中になんと爆弾が爆発!

ソーシャルビジネスの中心で“ユニクロ”を売る

バングラデシュの有名人といえば、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏。貧しい人向け融資システムの「グラミン銀行」を創設した。さらに、ユヌス氏のノーベル賞がきっかけとなって、バングラデシュは今「社会貢献ビジネス」を志す人や企業が集中する“中心地”となっている。ダノンなどのグローバル企業がグラミンと組んで、商品を開発し販売。日本勢も、ユニクロが「グラミン・ユニクロ」ブランドでバングラデシュの人々に向けた格安カジュアル衣料を開発し、店舗展開している。

グラミンユニクロを取材する池上彰とシェリー グラミンユニクロを取材する池上彰とシェリー

フィリピンで日本版“トモダチ作戦”

フィリピンを襲った大型台風30号。これまでの死者数は5700人。いまだ1800人の行方がわかっていない。その被災地では、日本による“トモダチ作戦”が展開されていた。取材班は最前基地への取材が許された。タクロバンからヘリで向かった先は・・・自衛隊の護衛艦「いせ」だ。洋上の拠点を置きフィリピンの要請に応じて部隊を次々と派遣していた。実は、自衛隊の海外派遣は過去最大。派遣数は約1200人にも及ぶ。日本の新たな支援、貢献のモデルとなるか。

自衛隊の救援活動 自衛隊の救援活動

フィリピンの人たちの“こころ”を救う

フィリピンの被災地にかけつけた日本赤十字の医療チーム。その中で、ひとり地域を回り子供たちに声をかけて回る日本人の姿があった。臨床心理士の森光玲雄さん。東日本大震災の際には南三陸で「こころのケア」に従事した。
近年、被災地での重要性が高まっている「こころのケア」。フィリピンでも親を亡くしPTSDに苦しむ子供たちが続出していた。日本での経験を生かし、子供たちのこころの声に耳を傾ける森光さんの活動に密着する。

NAVIGATOR

池上彰(ジャーナリスト)

未来世紀ジパング19回目の登場。1950年長野県生まれ。1973年にNHKに入局。報道局社会部記者などを経て94年から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役を務める。2005年からフリージャーナリストとして、世界各地を取材。2012年4月~東京工業大学リベラルアーツセンター教授。

未来予測

“貢献力”が最大の外交カードに!

日本の貢献する力が、これから世界と向き合っていくうえで、大きな外交としての武器になるのではないか。
日本は軍事力というわけにはいかず、経済力というのも、かつてほど元気がない。しかし、日本が持つ、資金、技術、民間の力、人、そして、災害支援といった貢献力は、世界に比類のないもの。この力は、軍事力や経済力といった力に代わり国際関係の中で存在感を発揮していく、そんな可能性を十分に秘めているのだ。

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ご注意下さい

最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
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