総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2014年2月24日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
タイで続く政治的な大混乱。反政府デモ隊が首都バンコクを封鎖してから1ヵ月あまりが経過した。現在タイには約5万5000人の日本人が暮らし、7000を超える日本企業が進出している。空前の日本ブームに沸いていたタイで起きた今回の反政府デモ。首都封鎖で日本の外食チェーンや百貨店、製造業の現場ではどのような影響が出ているのか。日本企業が、この危機にどう挑むのか密着した。そしてタイ騒乱の原因、今一体何が起きているのか。ニュースでは伝えない衝撃の現場、デモの裏側までを徹底取材した。
首都封鎖!タイの騒乱
バンコクの街を走ると至る所に出現するバリケード。反政府デモ隊による首都封鎖は今も続いている。多くの人々が道路に座り込み政府への抗議を続ける中、傍らでは日本の縁日か歩行者天国のようなお祭り騒ぎも続いている。屋台にお土産、足裏マッサージまで…商魂たくましい「デモビジネス」が活況だ。そんな反政府デモ隊のシンボルカラーは「黄色」。デモ参加者は大手企業の経営者や社員、医者、弁護士といった富裕層・中間層と呼ばれる人々が多数を占める。一方現政権を支持する人たちのシンボルカラーは「赤」。実に国内の7割を占める多数派で、地方の農村部の低所得者層が中心だ。10年以上に渡り続く、タイで国を二分する対立の構図は「黄色VS赤」。その札束飛び交う知られざる現場とは・・・
デモビジネスが沸騰!
タイに進出する7000社を超す日本企業にとって、生命線とも言えるのが物流だ。しかしタイではこれまで、軍事クーデターや大洪水で物流網が度々寸断されてきた。そして今回の反政府デモによる大規模な首都封鎖。この危機に日本の物流会社が立ち上がった。刻一刻と変化するデモの状況を現場に赴き逐一確認。最新情報を収集しながら、日本企業から託された大事な荷物を運び届けていた。そんな中、政府による非常事態宣言が発令され状況が一変。拡大する反政府デモ隊による首都封鎖と大渋滞。バンコク市内から輸出港まで、通常どおりの2時間で運ぶことができるのか。「首都封鎖」突破の大作戦に密着した。
首都突破の大作戦!
タイから逃げ出さず、危機は回避できるのか?その答えが「タイプラスワン」だ。バンコクから東へ車で7時間の国境では、タイとカンボジアを行き来する大型トラックが続々と集まっていた。取材班はタイからカンボジアへ。東京ドーム70個分という広大な工業地帯が作られ、数々の日本企業が進出している。タイに主力工場を置いたままカンボジアでも生産する分業体制を整えていたのだ。2015年に統合するASEAN、大アジア時代の到来を前に、その中心地となるタイ。タイから周辺国に広げるという日本企業の新たな戦略が始まっていた。
タイプラスワンとは?
1984年日本経済新聞社入社。バーレーン駐在、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長を経て、現在、日本経済新聞社編集企画センター兼アジア部編集委員。<主な著書>『勝つ工場』、『アジア力』、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(いずれも日本経済新聞社)
政府側のシンボルカラーは「赤」。反政府側のシンボルカラーが「黄色」。長く続いてきた「赤」VS「黄色」の対立の内実が変化してきている。赤の政権側の人たちの中にもリーダーだったタクシン元首相を「国に戻り刑に服すべきだ」と言う人も増えている。また反政府デモを続ける黄色側も「選挙によらない政治と言うのは民主主義ではない」という人たちや、これまで一律に支持してきたメディアの中からも批判的論調が出てきているのだ。政治混乱で国の経済発展が止まってしまう事態は大きな損失。タイの国民がそれに気付き「前に進めなければならない」という「青」信号に変えようとする動きに期待が集まる。多くの企業が進出する日本にとっても、タイの青信号=安定こそが待たれているのだ。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。