総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2014年3月3日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
日本に上陸して約40年、独自の進化を遂げ、今や全国に5万店、売上高9兆円を超える産業に成長したコンビニエンスストア。そのコンビニが、いま続々と海外に進出している。
進出当初は、もの珍しさや「日本ブランド」で、軒並み成功したが、今はその国の企業が新しくコンビニブランドを作るなど、簡単に成功を収められるわけではなくなった。
もちろん、日本のコンビニ各社は、日本で成功したノウハウを持って乗り込むが、それぞれの国の事情にうまく合わせられるか、自分たちの強みをどういかすかなどがポイントになって来ている。
今回は、去年フィリピンに初めて店舗を出したファミリーマート、東南アジアのコンビニ激戦区タイで、既存勢力を打破するべく「日本品質」を全面に押し出して勝負するローソン、去年秋のコンビニ企画第一弾でも取材したインドネシアのミニストップのその後を取材した。
フィリピンのファミリーマート 深夜でも混雑
タイのローソンを取材する田中陽ナビゲーター
いまや、ASEAN主要国の中でも高い成長率を誇るフィリピン。そのフィリピンに、去年ファミリーマートが進出した。他のコンビニに比べ、進出が遅れたファミリーマートは、あえて高級路線を敷き、かつ丼、親子丼、ラーメンなど「日本のコンビニ弁当」で勝負に出る。
またフィリピンは、公用語が英語で、人件費が安いため、コールセンターが多いことでも
有名。ファミリーマートはその人たちをターゲットにした戦略もとっていた。
フィリピンのファミリーマート 開店の儀式
国内で約1万3000店ものコンビニがあるという、東南アジア有数の激戦区タイ。1989年に進出し、すでに7500店もの店舗をもつセブンイレブンと去年3月に1号店をだし、徐々に店舗を増やしているローソンを取材。
タイでは、街の至る所に屋台があるが、その屋台を商売の「敵」とらえるか、「味方」ととらえるかでコンビニの戦略が大きく違ってくる。セブンイレブンの店の前には、ほとんど屋台がある一方で、ローソンの店の前には屋台はない。その違いは何なのか?
ローソンのヒット商品「からあげクン」のタイ進出ドキュメントも。
からあげクン試食
この番組でも、去年インドネシアに進出する際に取材した、ミニストップ。あれから約8か月が過ぎたが、すでに7店舖まで店を増やすなど好調だ。おにぎりなど、「日本式」を売りにしているのだが、強力なライバルが出現した。
それは、現地インドネシアのコンビニ業界の雄が日本のコンビニを意識し、新たな業態のコンビニを作ってきたのだ。インドネシアで勃発した「コンビニ戦争」。戦いの行方は・・・。
おにぎりを食べるインドネシアの女性
1985年日本経済新聞社入社。1990年流通経済部記者。 以来、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなどの流通業を深く取材。 主な著書「百貨店サバイバル−再編ドミノの先に−」、近著に「セブン-イレブン 終わりなき革新」(ともに日本経済新聞出版社)など。
40年かけて今の洗練された形になった日本のコンビニが、アジアへ進出し、存在感を示している。
特に東南アジアでの成長はめざましく、5年、あるいは2年や1年で今の洗練された日本式のコンビニになってもおかしくない。
それは、まさに “ドッグイヤー”といえる。
タイなど海外で展開しているセブンイレブンの多くは、現在、アメリカ式だが、もうすぐ日本式に変わるのではないかと思われる。世界のセブンイレブンの幹部を日本に集めて「セブンイレブンサミット」を開き、日本のやり方を教える取り組みも行われているのだ。
コンビニは時代とともに変わるニーズに合わせて商品やサービスを進化させていく、“変化対応業”とも言われる。これからの時代の変化を正確にとらえ対応することができれば、日本式コンビニがアジアだけでなく世界を席巻する日も近いと田中は予測する。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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