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2014年4月7日放送

知られざる親日国・ポーランド

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

知られざる親日国・ポーランド

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大好評"知られざる親日国シリーズ"第5弾はポーランド。1989年の民主化で大きく変化したポーランド、今やGDP成長率が21年連続のプラス成長という勢いだ。ポーランド人の親日の裏に、時を越えた"日本との絆"の物語があった。シベリアで餓死寸前のポーランド孤児たち765人を救った感動秘話とは?さらに、日本の自動車メーカーや食品メーカーの意外な進出ラッシュ、驚きの理由とは?

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放送内容詳細

知られざる親日国ポーランド

ヨーロッパの中央に位置するポーランドは今、経済成長のまっただ中にある。首都ワルシャワの街には、近代的な建物や新しい商業施設が次々に建てられている。そんなポーランド、実は驚くほど親日的だった。剣道など日本の武道がブーム、ポーランドきっての名門ワルシャワ大学の人気学科は日本学科、倍率はなんと30倍を超える。大学生は日本語がぺらぺら、日本人顔負けの俳句を詠んでいた。さらに、学生の家を訪ねると、食事は白いご飯に冷凍餃子、日本の即席麺も大人気だった。

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ポーランド孤児 救われた765人の命

ワルシャワ郊外の共同墓地に、一組のポーランド人夫婦がいた。父親の墓参りにやってきたという夫はこう語った。「私の父は94年前、日本に命を救われた。あの時、日本が父を救ってくれていなかったら、私はこの世に存在していないのです」ポーランド人は、当時の恩を忘れないと語る…その裏に、ポーランドと日本を結ぶ“奇跡の物語”があった。
 第一次世界大戦後、多くのポーランド人がロシア革命と内戦の中、シベリアに流され留め置かれていた。極寒の地で次々と命を落とすポーランド人たち。「両親を失った子供たちだけでも救えないか」765人の孤児を迎え入れたのが日本だった。しかし、ポーランド孤児たちは最悪の健康状態、日本赤十字の看護師たちが懸命に看護する。さらに全国から寄付も集まり、子供たちは回復する。数年後、無事にポーランドに戻った孤児たちは、終生その体験を語り継いだという。

「父親が日本に命を救われた」と語るポーランド人 「父親が日本に命を救われた」と語るポーランド人

日本企業の進出ラッシュ その裏にポーランド人の真面目な気質

現在、ポーランドに進出する日本企業の数は約300社。ポーランドの工場で作られた製品が周辺のEU諸国へと輸出される、一大拠点となっている。理由のひとつはポーランドの安定した経済があげられる。そして、もうひとつの理由はポーランド人の気質にあるという。重要な部品を生産する日本企業の工場を取材して見えてきたのは、日本式のやり方を習得しようと懸命に働くポーランド人の、想像を超えた真面目な気質だった。

職人の動きをビデオに撮り、無駄がないかチェックするポーランド人 職人の動きをビデオに撮り、無駄がないかチェックするポーランド人

NAVIGATOR

太田泰彦(日本経済新聞社 論説委員兼編集委員)

1985年日本経済新聞社入社。1994年~ワシントン支局、1998年~経済部編集委員、
2000年~フランクフルト支局長、2004年~論説委員、兼国際部編集委員。
1面コラム「春秋」を執筆。

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

3つの“カギ”が日本の未来を開く

ポーランドが日本の未来にとって、大事な3つの“カギ”となる、と太田は予測する。
1つ目は“V4”のカギ。V4とはポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー4か国のこと。ヨーロッパ製造業の拠点として、成長が期待される国々だ。ポーランドは日本がこのV4各国に進出するカギになる。
2つ目は大国“ドイツ・ロシア”のカギ。日本は現在、ドイツやロシアとうまく付き合えているわけではない。歴史的にドイツ・ロシアに苦しめられてきたポーランドこそ、他国では知り得ない情報や人脈などの太いパイプを持ち、日本が得るものが多い。
3つ目は“北朝鮮”のカギ。意外に思えるが実はポーランドは旧共産圏、北朝鮮と国交がある。また、北朝鮮のポーランド大使は金正日前総書記の異母兄弟、今でも繋がりが深いのだ。
日本はポーランドと親交を深めることで3つのカギを手に入れられる。一方、ポーランドにとっても歴史的に遺恨のない大国は日本だけ。まさにウィンウィンの理想的なパートナーなのだ。

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