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2014年5月19日放送

ついに始まった進出ラッシュ!最後のフロンティア・ミャンマー

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

ついに始まった進出ラッシュ!最後のフロンティア・ミャンマー

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『ついに始まった進出ラッシュ!最後のフロンティア・ミャンマー』
20年以上続いた"鎖国状態"から開放路線へと転じ、アジア最後のフロンティアと称されるミャンマー。未だに謎が多い国だが、取材班は激変するミャンマーの実態を目の当たりにした。そして、いよいよ始まった日本企業の進出ラッシュ。「初めて海外に出る」という、ある意外な企業が口火を切った。その進出プロジェクトに密着取材!そこから、未知なる国の光と影が見えてきた。

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放送内容詳細

“開国”で何が変わった?

アメリカの経済制裁と、外資規制により閉ざされてきたミャンマーは今、どのように変化しているのか…。
2年前にオープンしたヤンゴン最大のショッピングモールをのぞいてみると、若い女性たちが、化粧品やアクセサリーなどを買い込んでいた。開放以前は、くるぶしまで隠す民族衣装ばかりだったが、今や一変。女性たちは今時のファッションに身を包んでいた。さらに、ヤンゴンでは驚くべき高額商品も飛ぶように売れていた。それが高級マンション。月収の平均が8000円とされる国で、5000万円以上の物件がほとんど売約済み。女性販売員に聞くと「2億7000万円の部屋ならまだ空いてます」。驚きの消費沸騰ぶりだ。

モールでショッピングするミャンマー人女性たち モールでショッピングするミャンマー人女性たち

いざ、最後のフロンティア、ミャンマーへ!

ミャンマーは開放されたとは言え、外資系の進出ラッシュはこれから。まだ、手つかずの消費市場が広がっている。そんなミャンマーに進出する日本企業。先陣を切って乗り込んだのは、ミャンマーは開放されたとは言え、外資系の進出ラッシュはこれから。まだ、手つかずの消費市場が広がっている。そんなミャンマーに進出する日本企業。先陣を切って乗り込んだのは、意外な外食産業。鶏料理専門の居酒屋チェーン「てけてけ」だ。OLやサラリーマンに人気で、都内を中心に30店舗を展開する急成長の居酒屋チェーンだ。それにしてもなぜ、ミャンマーなのか!?
ヤンゴンでは1カ月後に控えた1号店オープンに向け、現地スタッフの研修が佳境を迎えていた。日本式の習慣や焼き鳥の焼き方など、一から特訓していく。その時、突然予期せぬ事態が!ミャンマーならではの、問題にぶつかったのだ。
そんな中、「てけてけ」は、ミャンマーとの“絆”メニューの開発に動き出した。その裏にあったのは、日本とミャンマーとの歴史の中で起きた、知られざる感動秘話だった。

日本の居酒屋チェーン「てけてけ」ヤンゴン1号店 日本の居酒屋チェーン「てけてけ」ヤンゴン1号店

未知なるルートを開拓せよ!

タイとミャンマーの国境を隔てる川で、取材班は驚くべき光景を目にした。タイ側から小舟を使い、次から次へと物資がミャンマー側に運ばれて行くのだ。その中には、日本製の洗濯機まで…白昼堂々の密輸現場。それほど、モノの需要が高まっているのだ。
そこへ、新たな物流ルートの開拓に乗り出そうという日本企業が現れた。日本通運だ。
タイのバンコクからミャンマー・ヤンゴンへの950キロ。この陸上ルートは、去年8月まで外国人の立ち入りが禁止されていた、まさに未開拓ゾーン。そこは標高1000メートルの山岳越えに、断崖絶壁の難所が立ちはだかる。新たな物流ルートの開拓に挑む、日本企業の挑戦を追った。

ルート開拓に挑む日本企業 ルート開拓に挑む日本企業

日の丸巨大プロジェクトが進行中!

ヤンゴンから1時間、広大な敷地で巨大なプロジェクトが進行していた。それが、日本とミャンマーが共同で開発を進めるティラワ経済特区だ。港に隣接し、タイの教訓を生かした洪水対策など、企業誘致に万全の対策をとっている。さらに、日本政府も支援し、水や電気などインフラ整備も進める。完成すれば、なんと山手線の内側の4割に相当する、巨大な工業団地が現れる。そこから広がる可能性とは⁉

NAVIGATOR

後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員)

1984年日本経済新聞社入社。バーレーン駐在、欧州総局(ロンドン)駐在、
東京本社産業部、北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長を経て、
現在、日本経済新聞社編集企画センター兼アジア部編集委員。
<主な著書>『ネクスト・アジア』、『アジア力』、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(いずれも日本経済新聞社)。

未来予測

脱中国×脱中国=新たな成長

民主化と経済改革が進み、日本からも多くの企業が進出を始めたミャンマー。
“脱中国”というキーワードが共通項となり、新たな成長につながる。
1つ目の“脱中国”はミャンマー。経済制裁を受け事実上鎖国状態だったとき、唯一手を差し伸べていたのが中国だった。しかし中国はその見返りにミャンマーの豊富な天然ガスを手に入れ、港の使用やダムの建設など、支配的な政策を取り始め、ミャンマー国内では反発が強まっていた。「中国だけに依存していたのではミャンマーは発展しない」と、テイン・セイン大統領の決断で“脱中国”へ舵を切った。
2つ目の“脱中国”は日本。中国の人件費上昇、経済環境の悪化などにより生産拠点を中国からASEAN各国にシフトしつつあり、その中でも未開のミャンマーに注目が集まっている。
ミャンマーの潜在的な成長能力は非常に大きく、日本の資本や技術との相乗効果で“新たな成長”が期待できるのだ。
ミャンマーは来年、民主化されて初めての総選挙を控えている。この結果次第で民主化がさらに進み、“新たな成長”が加速するかもしれない。

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ご注意下さい

最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。