バックナンバー

2014年6月30日放送

ニッポン再発見シリーズ⑤知られざる東京ホテル戦争

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

ニッポン再発見シリーズ⑤知られざる東京ホテル戦争

放送を見逃した方はこちらから!最新の放送回をまるごと配信中! テレビ東京 ビジネス オンデマンド

6月11日、東京・虎ノ門に新たなランドマークが誕生した。虎ノ門ヒルズ。オープン前には1000人もの人が行列を作った注目の商業複合施設。中でも最大の目玉となるのが、最上階にできた外資系ホテル「アンダーズ東京」だ。実は、今、東京は外資系ホテルの開業ラッシュ。2013年12月に品川にマリオットホテル、夏には大手町に「アマンリゾーツ」が日本に初進出する。
しかし沸騰しているのは外資系高級ホテルだけではない。浅草を中心に拡大する「カオサン」は、なんと稼働率90%。安さと独自性で、外国人客を呼び込む、異色のホテルチェーンだ。「超高級vs格安」...日本人が知らないところで、熱を帯びる東京ホテル戦争。外国人が発見する東京の魅力とは...。

  • 虎ノ門ヒルズ・アンダーズ東京 オープニングセレモニー 虎ノ門ヒルズ・アンダーズ東京 オープニングセレモニー
  • 日経スペシャル 未来世紀ジパング(FUTURE CENTURY ZIPANGU) 放送を見逃した方は… テレビ東京 ビジネス オンデマンド 最大1か月無料!詳しくはこちら

放送内容詳細

初上陸!“天空のホテル”のおもてなし戦略とは

ニューヨークやロンドンなど世界11か所で展開する五つ星ホテルであるアンダーズが、満を持して日本に初上陸。東京を一望できる絶景、東京で最も高いところにあるチャペル、さらには100万円前後の超スイートルーム。そのいたるところが、日本の文化やデザインを意識した作りになっている。
ホテルを率いるのは、アンダーズ1号店となるロンドンのホテルを成功に導きアンダーズブランドを作り上げてきたアルノー・ド・サン=テグジュペリさん。あの「星の王子様」の作者、サン=テグジュペリさんの末裔だという。「いま、日本は重要な目的地であり、東京にはますます外国人が来る」
番組では、超高級ホテルの開業を独占取材。彼らがこだわる“おもてなし”戦略に迫る。

アンダーズ東京ホテルを案内するサン=デグジュペリ総支配人 アンダーズ東京ホテルを案内するサン=デグジュペリ総支配人

稼働率90%!外国人に大人気の格安ホテル驚きの戦略

東京・浅草に客の9割が外国人という、外国人客に人気のホテルがある。「カオサン」。中に入ると、ベッドが青くライトアップ、バスタブがシースルーなどという風変わりな部屋が…。実は、ここ、以前はラブホテルだった建物を利用している。一番安い部屋だと一泊一人2200円と格安。この安さと個性的な雰囲気が外国人の心を掴み、創業から12年で、店舗数は8店舗、年間30万人もの外国人観光客が宿泊するまでに…。今や世界的なバックパッカー向けの宿泊サイト「ホステルワールド」でアジア地域の総合評価において1位を獲得。稼働率が平均90%という大人気ホテルだ。
この大人気ホテルを作り上げたのが、代表の小澤弘視さん。小澤さんは、バックパッカーとして多くの国をまわった経験を活かし、カオサンの経営につなげているという。
その戦略は、ガイドブックにものらない情報を外国人客に伝えるというもの。内容は驚きの連続だ。

部屋の造りに驚く外国人客 部屋の造りに驚く外国人客

新たな宿泊スタイル

外国人観光客呼び込みのための新たな試みをしている会社がある。IT会社の「とまれる」。彼らが運営しているサイト「とまりーな」では、宿泊先になんと民家を紹介している。東北を中心に150軒が登録。漁業や農業を体験するのがウリ。この民泊を外国人観光客にも利用してもらおうと動き出したのだ。そんな彼らはさらに、アベノミクス第三の矢と連動した戦略に打って出ようとしていた。

民泊を楽しむカナダ人ジョーさん 民泊を楽しむカナダ人ジョーさん

NAVIGATOR

高橋一夫(近畿大学経営学部教授)

1959年生まれ。1983年JTB入社。東日本営業本部イベント・コンベンション営業部長などを務める。2006年にJTBを退社し、流通科学大学教授を経て、2012年4月より現職。主な編著書に『1からの観光』、『観光のビジネスモデル』など。

未来予測

我が家がホテルに!

東京では今、新たなホテルが続々と登場しようとしているが、それでも「足りない」見通しだ。現在でも、東京の宿泊施設の平均稼働率は80%以上もあり、しかも政府は2020年の東京オリンピックまでに訪日外国人をいまの2倍の2千万人にしようという計画を立てているからだ。
東京という狭い場所で足りないホテルをどう補うのか?
大きな可能性を秘めるのが、「空き部屋」の活用だ。政府は、アベノミクス第3の矢でもある国家戦略特区で、アパートやマンションなどの空き部屋を一定の条件を満たせば、旅行客などに貸し出せるという規制緩和を検討中なのだ。
こうした試みが成功すれば、経済的にはもちろん、観光という異文化体験を通して外国人との理解が深まるといった社会的な価値を生み出すきっかけになると予測する。

バックナンバー

ご注意下さい

最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。