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2014年7月14日放送

反中渦巻くベトナムで沸騰!日本の"信頼食"

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

反中渦巻くベトナムで沸騰!日本の

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南シナ海の領有権を巡り、中国との衝突が続くベトナム。緊迫する海の最前線に立つ島を訪れると、現在も漁船の襲撃事件が相次いでいた。ベトナムで高まる反中国への感情。反中デモは沈静化したものの、影響は中国製品の不買運動「チャイナパッシング」に発展している。
一方、経済成長が続くベトナムで日本の「安心・安全」に熱い視線が注がれている。「奇跡の野菜」と呼ばれる日本が生んだベトナム産のレタスに、従業員の心をつかむ「日本式」の福利厚生...。日本にとってもベトナムは「チャイナプラスワン」の生産基地を超えた深い関係になっているのだ。

  • 南シナ海で沈没したベトナム漁船 南シナ海で沈没したベトナム漁船
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放送内容詳細

「交通死亡事故を減らせ」粗悪品ヘルメット取り締まりに密着!

ベトナムの街の風景と言えば小型バイクの波。このバイクをはじめ交通事故の死亡率は、日本の3倍以上と深刻な問題となっている。バイク運転手で流行っている「おしゃれヘルメット」。人気キャラクターなどが描かれたコピー商品で、値段は200円程度。強度は全く基準を満たしていない粗悪品で、多くが中国製と言われている。
ベトナム政府は7月1日から、着用するヘルメットの基準を厳格化。「おしゃれヘルメット」撲滅へ向けた警察の取り締まりに密着。そこには日本がかつて交通事故を減らした経験が生かされているという。

違法ヘルメット取り締まりを強化 違法ヘルメット取り締まりを強化

安心・安全意識の高まり 日本のレタスが沸騰!

国民食のヌードル「フォー」にベトナム風お好み焼きの「バインセオ」そして生春巻き…ベトナム料理に欠かせないのがレタスなど大量の生野菜だ。しかしベトナムでは残留農薬や化学肥料の問題から、野菜専用の洗剤で洗わなければ食べられないという。そんなベトナムに安心・安全を武器に乗り込んだのが長野県川上村の農業法人。日本では「天空のレタス」の名前と低農薬栽培で知られている。そのレタスが現地メディアで「奇跡の野菜」と呼ばれ沸騰していた。値段は2倍を超えるがスーパーでも大好評。生産地は長野県にうり二つのベトナム南部の山深い農村。そこで一人の日本人が安心安全なレタス作りを一から教えていた。

「奇跡の野菜」と呼ばれるレタス 「奇跡の野菜」と呼ばれるレタス

心をつかむ“日本式”社員食堂の大改革!

「チャイナプラスワン」の生産拠点として現在もベトナムへの各国企業の進出が続いている。
そこでカギとなるのが現地従業員への食事の提供だという。ベトナムでは労働者が企業を選ぶ際に、賃金以上に重視するのが福利厚生、中でも社員食堂が重要なのだ。離職に直結し、食事の内容でストライキまで起きるほどだ。去年ベトナムの社員食堂事業に参入したのが、日本ではカラオケ店でおなじみのシダックス。日本の給食事業のノウハウを生かした社員食堂の大改革に着手。不満が募っていた以前の社食が様変わりし、新たなメニューに従業員たちの反応は?

従業員に受入れられる社食とは・・・ 従業員に受入れられる社食とは・・・

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後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員)

1984年日本経済新聞社入社。バーレーン駐在、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長を経て、現在、日本経済新聞社編集企画センター兼アジア部編集委員。 <主な著書>『勝つ工場』、『アジア力』、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(いずれも日本経済新聞社)。

未来予測

“日本好き”がさらに進・深化

バイクやインスタントラーメン、ノートなど多くの日本製品が人気を集め、日本への信頼度が高いベトナム。この“日本好き”がさらに進み、深まると後藤は予測する。
鍵となるのが日本の安心、安全。今ベトナムでは中国製品による事故や野菜の農薬汚染などが深刻な問題となっており、安心や安全への関心が高まっているのだ。
そして、ベトナムの人々が長く働く上で最も重視する福利厚生でも、日本式の手厚い福利厚生が注目されている。
こうして単なる憧れであった“日本式”が生活の中に取り入れられ、身近なものになることで日本とベトナムの関係がさらに進み、深まれば、進出する日本企業にとっても大きなチャンスとなる。

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