総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2014年7月21日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
カンボジアが20年以上に及ぶ内戦とその後の低迷の時代をいよいよ抜けだそうとしている。そんな潜在成長市場に世界の先陣を切って日本のイオンが渾身の巨大モールをオープンする。フン・セン首相も開業式典に駆けつけるなど期待が高いが、果たして未開市場での滑り出しの行方は?プノンペンには意外な日本企業も進出。日本人駐在員をターゲットに、タマホームがビジネスを展開していた。
近年、高い経済成長率を維持しているカンボジア。首都プノンペンは建設ラッシュ、高層ビルが軒並み建設中だ。そんな中、ひときわ巨大な商業施設が出現した…日本のイオンだ。スーパーマーケットをはじめ、飲食店・衣類など190店舗が入る専門店街、さらにボーリング場、7つのスクリーンを持つシネコンまで備えるカンボジア初のショッピングモール。200億円以上を投じた。しかしなぜ今、カンボジアなのか?これまでデパート、総合スーパーなどが無かったカンボジアで受け入れられるのか?取材班はオープンに向けたイオンの取り組みを密着取材した。
オープンと同時に殺到するカンボジア人客
親日国としても知られるカンボジア。首都プノンペンに、日本とカンボジアの友好関係を象徴するものがある。それは「カンボジア・日本友好橋」。日本の援助でつくられたこの橋は、周辺で暮らす人々の生活に欠かせないものになっている。住民たちは言う。「あの橋をつくってくれた日本に感謝しているよ」しかし今、そのすぐ横に同じような橋が建設されていた。つくっているのは中国だ。それだけではない。中国はカンボジアにシンガポールのマリーナベイ・サンズそっくりの巨大なビルも建てていた。成長するカンボジアをめぐって投資合戦が始まっていた。
左:中国が建設中の橋 右:日本の友好橋
1985年日本経済新聞社入社。1990年流通経済部記者。 以来、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなどの流通業を深く取材。 主な著書「百貨店サバイバル−再編ドミノの先に−」、近著に「セブン-イレブン 終わりなき革新」(ともに日本経済新聞出版社)など。
カンボジアは海外進出を考える企業にとって2つの点で適していると言える。
一つは「未開の市場」、もう一つは「100%独自資本で企業が設立できる」こと。
ほとんどの東南アジアの国では、現地企業との共同出資で事業を起こさなければならない。
しかし、100%独自資本だと万が一事業に失敗した場合、撤退しやすくダメージも少ない。
つまり『実験室』になるということだ。
一方、イオンのような日本企業が出ていくことはカンボジアにとってもメリットがある。
イオンが大切にしている言葉がある。それは「小売業の繁栄は平和の象徴」ということ。
大正時代につくられたイオンの前身「岡田屋」が終戦直後、店を再開したとき
客からこう言われた。「平和が来た。安心して買い物ができる」
カンボジアも20年前は、内戦で生きるか死ぬかの国だった。
いまそんな国に、イオンが買い物する楽しみを運んでいるのだ。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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