総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2014年12月1日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
かつては南米でも目立たない存在として「異端児」と揶揄されていたチリ。90年代に始まった独自の自由貿易政策で今や「南米の優等生」、「奇跡」とも呼ばれる成長を続けている。食材から資源まで、世界の輸出大国となり不可欠な存在となったチリ。日本とはサーモンやワインにフルーツ、そして銅などの資源で大きく関わっている。しかし今チリを舞台に世界各国による争奪戦が勃発!歴史的にチリに大きく貢献してきた日本も「うかうかとしていられない」状況になりつつあった...。日本の戦略を中心に、知られざる世界の争奪戦を追った。
チリの首都サンティアゴ
世界的な寿司ブームの中、人気ナンバーワンの“寿司ネタ”と言えばサーモン。しかし今、日本国内でサーモンの価格が高騰している。その理由はウクライナ問題で欧米の経済制裁を受けているロシア。ロシアの首都モスクワは、世界一寿司店が多いことで知られている。さらにロシア料理にも欠かせないサーモン、極東の国内産だけではすでに需要を満たせなくなっていた。そのロシアでは世界一のサーモン輸出国だったノルウェー産が市場から消えてしまい、南米チリ産への切り替えが進んでいる。さらにチリ産サーモンの需要は、中国をはじめアジア各国からも急増中。チリのサーモンに輸入の6割を頼る日本はどう確保しようというのか?
サーモン争奪戦が勃発!
チリの主要輸出品と言えばもう一つ、日本でも人気のワインだ。かつては激安と言われていたが、もはやそれだけではない。由緒あるワイナリーを訪ねると・・・そこにはブラジルやアメリカはもとより、フランスやイタリアなど本場から客たちが訪れ、ワインを買い占めていた。さらにイギリスのチャールズ皇太子もこのワイナリーを訪れる程。そんなイギリス王室も注目するワインには「知る人ぞ知る」という製法があったのだ。意外な㊙製法とは…。
イギリス王室も注目するワイン
世界が固唾を飲んで見守った“チリのヒーローたち”。2010年、あの鉱山事故の「奇跡の救出劇」から4年。事故の後、銅の地下採掘の安全性が見直され操業停止となった鉱山が続出した。実は世界的な「銅」の産地であるチリ、しかし簡単に採れる銅鉱山はもはや少なく、銅でも世界的争奪戦が起きていた。新たな採掘地を求め、舞台は平地からアンデス山脈へと「極地開発」の時代へ。標高4600mのカセロネス銅鉱山。高山病の危険が伴う過酷な現場では、日本独自の「日の丸プロジェクト」が進行中。20代の日本人女性も活躍していた。世界的な資源メジャーもしり込みする現場を密着取材した。
アンデス鉱山に“日本人女性”
1985年日本経済新聞社入社。1994年~ワシントン支局、1998年~経済部編集委員、2000年~フランクフルト支局長、2004年~論説委員、兼国際部編集委員。1面コラム「春秋」を執筆。
貿易の90%が自由貿易であり、「南米の優等生」と呼ばれるまでに成長したチリ。
TPP=環太平洋経済連携協定には2006年の当初から加盟している。
TPPに加盟予定の12カ国の経済規模は約3000兆円にもなり、世界のGDPの40%を占めるのだ。TPPはモノの取引だけでなく、ビザ発給の緩和や滞在要件の緩和など効率的効率的にビジネスができるようを人の出入りも自由にしようとしている。
日本はチリでサーモンや、銅など現地日本人を派遣し、知恵や技術などを持って産業を育てていった経験がある。TPP域内で人の出入りが自由になれば「第ニのチリ」が生まれる可能性もあるのだ。
例えばベトナムは世界第2位のコーヒーの輸出国。南米ペルーには銅や銀などの資源がまだまだ眠っている。日本の投資、技術を活かせる場がまだまだある。
相手国、そして日本の成長にもつながる「日本式」こそが、本当の争奪戦に勝つ為の秘策だと太田は言う。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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