総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2015年1月12日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
東南アジアの最後のフロンティアと呼ばれる国の一つ、カンボジア。
国民の所得も上向き、都市部は開発が進み、成長著しい国だ。
そんなカンボジア、去年は日本の大手スーパー「イオン」が進出、その他にも様々な面で「日本」が存在感を示すようになってきている。
今回は、そんなカンボジアに進出する日本の"飲食店""安全な野菜を作ろうと動き出す人"そして貧しいカンボジアの農村を救おうと立ち上がった"コメの職人"を取材した。
去年、進出した日本の大手スーパー、イオンの近くに、日本の飲食店ばかりが集まるストリートがある。その店の名前を見ると…あまり聞いたことのない店ばかり。
実はいま海外に初進出する日本の小規模チェーン店にとって、カンボジアはとても人気なのだという。人件費の安さ、そして真面目な国民性がその大きな理由。“今さら中国でもタイでもないだろう”という店が、続々と進出しているのだ。
絆ストリートに出店した日本の居酒屋
徐々に豊かになるカンボジアの都市部の人たちにとって今の悩みの種は“食の安全”。安全なものを安心して食べたいが、特に葉物の野菜は農薬が多くついていると指摘されている。そんなカンボジアで“安全な野菜”を武器に勝負する日本人の若者がいる。
奈良の農薬会社の3代目が、カンボジアに乗り込み、地元の人たちと農薬がない野菜を作ろうと動き出しているのだ。
安全な野菜作りに取り組む阿古社長
カンボジアの主食はコメ。多くのコメを国内で作っているのだが、ある技術が未成熟で、コメ農家は軒並み貧しい。そこで貧困にあえぐ農家を救いたい、またいま進出すれば自分たちにも大きなメリットがあるのではないかと、富山の精米機製造会社がカンボジアに乗り込んだ。実はこの会社、随分前に一度、カンボジアで精米機を試しているのだが、その時はひどい失敗をしていたのだ。
そのリベンジ、そして国が発展しても貧しさから抜け出せない農家の人たちのためにと、再び立ち上がった。
精米したコメを見て喜ぶ高井社長
1951年名古屋市生まれ。1993年より立教大学経済学部助教授、2001年4月より現職。中小企業支援ネットワーク部教授)「スモールサン」を主宰し、中小企業支援活動を展開。民間の政策立案組織「政策工房J-WAY」の代表として、政策提言活動も行っている。主な著書に『山口義行の“ホント”の経済』(スモールサン出版)『終わりなき世界金融危機 バブルレス・エコノミーの時代』(岩波書店)『聞かせる技術』(河出書房新社)など。
「貢献」というとボランティアの要素が強いと思われがちだが、2015年は「貢献がビジネスにつながる年」だと予測する。
今回のケースも、最初はフンセン首相に依頼され、カンボジアの人たちの為になれば、という想いで始めたことだった。
しかし、カンボジアが経済的にも成長してきたことで、新たなビジネスチャンスに変わっていった。山口はこのようなケースが今後増えていくだろうという。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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