総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2015年11月2日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
今年4月、ヒマラヤの国ネパールをマグニチュード7.8の大地震が襲った。貴重な世界遺産の多くが崩れ去り、世界の屋根エベレストでもベースキャンプが雪崩れに呑み込まれ、多くの犠牲者を出していた。あれから6か月、ネパールの復興のいまを追った。
そこには支援の手を差し伸べる日本人の姿が。エベレストのトレッキング街道の再開に尽力していたのは、アルピニストの野口健氏。また、家をなくした人たちを画期的な仮設住宅で助けようと動いていたのは、世界的な建築家、坂茂氏だ。
倒壊する世界遺産
4月25日、巨大地震がネパールを襲った。あれから半年、ネパールは今、どうなっているのか?取材班はネパールの首都カトマンズへと飛んだ。まず向かったのは世界遺産。一瞬にして崩れ去った建造物、残ってはいるが一時しのぎのつっかえ棒で支えられた建物などが目立つ。カトマンズにある世界遺産の8割がなんらかの被害を受けたという。さらに地方の山間の村では、地震の混乱に乗じて信じられないような事件が起こっていた。それは、人身売買だ。ネパールは年間約50万人が出稼ぎする、出稼ぎ大国だが、震災で家を失った女性たちや子供たちに「海外に出稼ぎに行けば暮らしが楽になる」と、甘い文句で誘う人身売買が横行していたのだ。取材班はそんな魔の手と戦う、あるネパール人女性を追った。
地震で倒壊した世界遺産
新聞でも人身売買に警鐘
今回の震災では、多くの建物が崩壊した。現場で目につくのは“がれき”と化した「レンガ」の山。ネパールではレンガを積み上げただけの建物が一般的だが、それが崩れやすく大きな被害を出していた。しかも、街のいたるところに放置されている。そんなネパールの住宅を復興させようとある日本人が動き出した。世界的な建築家、坂茂さんだ。阪神・淡路大震災のとき、紙管と呼ばれる紙を使った画期的な仮設住宅を手がけたことで有名な坂さんは、その後も世界各地の被災地を支援してきた。ネパールではどんな住宅をつくるのか?実は、素材に使うのはレンガだという。しかも、“がれき”のレンガ。果たしてどんな復興住宅なのか?
地震で倒壊した建物
地震後のネパールを視察する坂茂氏
地震が起きた時、ヒマラヤで登山をしていた日本人がいる。アルピニストの野口健さんだ。身の安全を確保した野口さんが真っ先に駆けつけたのは、クムジュンという村。“シェルパ”と呼ばれる登山隊のガイドたちが住む村だ。20年以上世話になってきた第二の故郷。しかし、そこで目にしたのは無残に崩れた家だった。野口さんは1か月間残り、支援を続けた。それから日本に戻り、ネパールの被害状況を日本に伝え救援資金を募った。そして、300ものテントをクムジュン村に送る。取材班は地震後初めて、現地の状況を確認に向かう野口さんに同行、エベレスト登山を中心とした観光産業復活に向けた道を探る。
野口健さんが送ったテント
エベレストの村人に感謝される野口健氏
未来世紀ジパングでは中国・韓国をはじめアジア各国を担当し、
現地取材を敢行する「アジアの後藤」。1984年日本経済新聞社入社。北京駐在、
論説委員兼編集委員、アジア部長などを経て、
現在、日本経済新聞社編集企画センター兼アジア部編集委員。
<主な著書>『ネクスト・アジア』、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』
(いずれも日本経済新聞社)。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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