総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2016年1月18日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
アウン・サン・スー・チー氏率いるNLD(国民民主連盟)の地滑り的勝利に終わったミャンマー総選挙。いよいよ政権交代が実現し、新生ミャンマーが動き出す。とはいえ、ミャンマーのインフラ整備はまだまだだ。そんなインフラづくりに日本が大きく関わっていた。世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン遺跡」。押し寄せようとしている観光客への対応を日本が指導していた。また、ミャンマー初の証券取引所が12月、大和証券などのサポートで開業した。その熱狂を密着取材。さらに、老朽化した鉄道インフラの再生には、日本のシニア技術者たちが情熱を傾けていた。
ミャンマーに、知る人ぞ知る観光資源があるという。その名は「バガン遺跡」。11世紀から13世紀にかけて栄えたミャンマー最初の王朝「バガン王朝」が築いたもの。40平方キロという広大な平原に大小3000もの仏塔が点在しているのだ。夕日に染まる絶景も神秘的で、訪れる人々を魅了してやまない。しかし問題があった。世界遺産として有名なカンボジアのアンコールワットなどと並び「世界三大仏教遺跡」と称されながら、世界遺産の申請が認められなかったのだ。その理由は、『遺跡の中にゴルフコースがある』などというおよそ信じられないものだった。さらに、観光地としてのインフラもまだまだ整備されていない。そこで日本のプロジェクトチームが、日本式の観光地整備に乗り出していた。目指すは、世界遺産登録への再挑戦だ。
バガン遺跡
ミャンマーの鉄道には驚くべき問題があった。列車の平均時速はなんと20キロから30キロ。平行して走る道路では、自転車のほうが速いくらいだ。その理由は線路にあった。実はこの150年、線路の補修などがほとんどされず、老朽化にまかせるままだったのだ。そのおかげで、枕木は浮き上がり、レールもぐにゃぐにゃ。その上を走る列車は、まるで暴れ馬の背中に乗るように、揺れながら走っていた。脱線や衝突などの事故も毎年650件以上発生している。そんな鉄道を立て直すために協力する日本のシニア鉄道マンがいた。まさに“手取り足取り”でミャンマーの鉄道マンたちに技術指導をしていく。
ミャンマー鉄道
日本が技術指導
去年12月、ミャンマー初の証券取引所がオープンした。「長年の夢が叶いました」と式典で喜びを口にするミャンマー政府。実はこの証券取引所の開設に全面的に協力したのは、ほかならぬ日本だった。とくに大和証券グループは20年以上前、軍事政権の時代にミャンマーに乗り込み、着々と準備していたという。しかし当初、ミャンマーの人たちは「株」の意味さえ知らなかったという。その仕組みを理解してもらい、実際に証券取引所が開設されるまでには大変な苦労の歴史があった。
ミャンマー初の証券取引所
1960年生まれ。1985年早稲田大学政治経済学部卒、日本経済新聞入社。
1997年欧州総局(ロンドン)駐在特派員、2000年東京本社編集局証券部次長、
2005年日経金融新聞副編集長を経て、2013年より編集委員兼マネー&インベスター(M&I)面編集長。<主な著書>『欧州単一通貨ユーロ』『銀行再編淘汰の時代』(いずれも日本経済新聞社刊、共著)など。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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