総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2016年6月6日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
欧州の盟主として経済を牽引し順風満帆だったドイツ。去年、現地を取材した池上彰がドイツの急変ぶりを解説する。難民の大量受け入れやフォルクスワーゲンの排ガス不正と問題も山積みで、メルケル首相の支持率は急落。注目はピンチをチャンスに変えようという新たな試み。ドイツと日本の伝統を融合させようという動きも続々スタートしている。「きれい好き」「職人気質」など、日本人とも共通項が多く何かと比較されるドイツ人。まだまだ日本人が知らない「モノづくり」と驚きの現場を取材した。
ドイツといえば何と言ってもビール。製法は500年前に制定された「純粋令」以来変わることがなく、マイスターと呼ばれる職人によって受け継がれてきた。そしていまドイツでもノンアルコールビールの需要が急増。「ノンアルコールビール戦争」が始まっていた。さらにビールのお供のソーセージは、抹茶入りの「グリーンソーセージ」が大人気に。
伝統のビールとソーセージ
去年発覚したフォルクスワーゲンの排気ガス不正問題。ヴォルフスブルクは人口の6割がフォルクスワーゲンと関わる城下町。一体何が起きたのか…口をつぐむ市民たち。一方で「ものづくりの町」復活へのスタートも始まっていた。町のレストランやスーパーでは、フォルクスワーゲン製のソーセージが大人気に。何と去年、車の販売台数をソーセージの本数が上回り、過去最高の売り上げを記録していたのだ。
ヴォルフスブルグ/VW製ソーセージ
名だたる自動車メーカーを抑え去年、ドイツ人が選ぶ国を代表する企業の1位に輝いたのが1899年創業の家電メーカー「ミーレ」。一般的な家電商品の有に2倍を超える10万円台の洗濯機や食洗機を武器に成長を続けるグローバル企業だ。商品には根強い愛好家が多く、アップルの故・スティーブ・ジョブズ氏は「どんなハイテク機器にも感じたことのない興奮を覚えた」と語っている。今回、取材班は「通常は許さない」というミーレの工場内部に初潜入!そこには家電メーカーの常識を超える「ものづくりの真髄」があった。
ミーレ驚きの生産内部へ
去年ジパングが取材した難民大移動、ドイツに入国した難民は100万人を突破した。現場で会ったシリア難民2人を半年ぶりに取材。ドイツ国内に分散された難民。シリアで英語教師をしていたオダイさんは地方の町外れで狭いコンテナ生活。一方、19歳のケマル君は「航空エンジニアを目指し、大学で学びたい」との夢を語っていたが・・・
ケマル君(19歳)
未来世紀ジパング36回目の登場。1950年長野県生まれ。1973年にNHK入局。
報道局社会部記者などを経て94年から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役を務める。2005年からフリージャーナリストとして世界各地を取材。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院・特命教授。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。