総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2017年7月24日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
美しい自然に恵まれ、資源も豊富な"ラッキーカントリー"オーストラリアが突如、自国ファーストに!オーストラリア版トランプまで登場。一方、アメリカ軍が駐留する重要拠点ダーウィンの土地を、中国が99年間借り上げてしまった。日本人も大好きなオーストラリアがいま、たいへんなことになっている。
移民大国オーストラリアに人気のビザがある…その名は457ビザ。最長4年間の長期就労ビザ。取得2年後から永住権を申請することもできる“夢のビザ”。ところが今年4月、衝撃のニュースが…ターンブル首相が「457ビザ廃止」を宣言したのだ。理由は国内の雇用を守るためだという。突然の政策転換“オーストラリア・ファースト”は、日本人にも大きな影響を及ぼしていた。
“457ビザ”で幸せをつかんだフィリピン移民
いまオーストラリアでホームレスが増加しているという。シドニーでは1年で25%も急増、200人に1人がホームレスなのだ。その原因が移民だという。そんな移民を排斥しようという極右政党まで現れた。ポーリン・ハンソン率いるワンネーションだ。ポーリンはその過激な発言から「オーストラリアのトランプ」の異名を持つ。反移民・反イスラムを訴え、2016年の選挙で60万票を獲得した。
2年前までシェフをしていたホームレス
ポーリン・ハンソン氏
オーストラリアはアメリカの同盟国。北部の街ダーウィンは、アメリカ海兵隊1250名が駐留し、南シナ海などを監視する安全保障の重要拠点だ。そんな二国間の絆の街に、衝撃のニュースが…去年、中国がダーウィンの港を99年間借り上げてしまったのだ。これにはアメリカも怒り心頭。「アメリカ軍を監視する目的なのでは」との声も…。いま、オーストラリアで何が起こっているのか?
ダーウィンに駐留する米軍
中国が99年間、港を租借
2015年よりシンガポールを拠点に外交、通商、国際金融などを取材。「未来世紀ジパング」のほか「日経プラス10」など映像メディアへの登場も多い。ワシントン、フランクフルト駐在を経て2005年から一面コラム「春秋」の執筆担当。北大理学部で物理化学を専攻。米マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院留学。能楽シテ方観世流梅若会で謡と仕舞を稽古している。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
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