総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2017年8月14日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
取り上げるのは人気リゾート地のグアムから1時間半、太平洋の絶海に607もの島からなる国がミクロネシア連邦。手付かずの自然と多種多様の文化が残り「最後の楽園」とも呼ばれている。そして今、日本人が「一生に一度は行ってみたい」という"奇跡の島"が話題沸騰中。「世界一の絶景」と称される島での貴重な体験を密着した。さらに日本とミクロネシア連邦の100年に及ぶ歴史と深い繋がりを取材。海に眠る戦争遺産の数々...あの太平洋戦争では連合艦隊の前線基地が置かれ、多くの日本人が暮らしていた。世界最大と言われた戦艦「大和」と「武蔵」の秘話も紹介する。
一日に訪れることができるのは10数名ほど。しかも日本人限定という環礁に浮かぶのが「ジープ島」。島の直径は34メートル、一周しても3分もかからない程の小さな島だ。海に出ると野生のバンドウイルカの群れと泳ぐこともでき、運が良ければ180度の虹を見ることもでき「奇跡の島」とも呼ばれている。今回も訪れた日本人が感動の涙を流すほどの絶景。まだまだ知られていないジープ島の一部始終を体験する。
ジープ島の一日を体験!
1920年から太平洋戦争終戦まで、日本が委任統治していた現在のミクロネシア連邦チューク諸島(トラック諸島)。現在も「ウンドウカイ」「デンキ」などの日本語が残り、日本の童謡が歌える人もいる。戦中は日本海軍連合艦隊の拠点が置かれ、あの戦艦大和や戦艦武蔵も停泊していた。その為、島には日本の料亭街もあった程だったがアメリカ軍の空襲で焼失。さらに軍艦や零戦など多くの戦争遺産が海に眠っている。73年後、現在の姿とは…。
チューク諸島の海に眠る日本船
自給自足の生活が長く続いたミクロネシア連邦。去年、初の世界文化遺産もでき観光業の成長を目指すが経済自立への道のりは遠い。そこへミクロネシアの特産物を作ろうと奮闘する日本人がいた。品質の高いコショウの生産だ。背景には自身の戦争体験も…。一方、ミクロネシア連邦を長く支援してきたアメリカだったが、トランプ政権で不透明な情勢に。そして今、中国がミクロネシア連邦への多額の支援で攻勢に出ている。太平洋の覇権争いが「最後の楽園」でも始まっていたのだ。ミクロネシアから見える太平洋の対立の構図とは…。日本の安全保障や経済にも大きく関わってくるという。
最高品質と人気のコショウ
茨城県生まれ。早大政経学部卒業後、時事通信社に入社。政治部に配属。自民党、社会党、共産党、防衛庁、外務省を担当、ワシントン特派員として日米関係、安全保障問題、米大統領選をカバー、政局から外交安保まで幅広く取材。首相官邸キャップ、政治部次長、ニューヨーク総局長(米国時事社長)、解説副委員長、専門誌「外交」編集長などを経てフリーランスに。主な著書に『日本の戦略外交』(ちくま新書、2017年2月刊)のほか、『いまだに続く「敗戦国」外交』(草思社)、『小沢一郎はなぜTVで殴られたか~視える政治と視えない政治』(文芸春秋社)。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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