2017.06.04
「世界チャンピオンという重さを感じた」金メダル獲得の吉村・石川、喜びの第一声【世界卓球2017】
結成から6年。その間、お互いの実力とダブルスに大切なコンビネーションを磨いてきた吉村真晴(名古屋ダイハツ)・石川佳純(全農)ペアが「世界卓球2017ドイツ」(個人戦:世界選手権デュッセルドルフ大会)で悲願の金メダルを獲得した。やはり個人戦が行われた2015年蘇州大会では惜しくも銀メダル。あと一歩、金メダルに届かなかっただけに、今回のデュッセルドルフ大会優勝に懸ける思いは強く、ゲームオールの大逆転勝利を決めた瞬間、二人は抱き合って喜びを分かち合い歓喜の涙を流した。
Photo:Itaru Chiba
【世界卓球2017ドイツ】結果・トーナメント表
陳建安・鄭怡静の台湾ペアとの決勝は第1、2ゲームを連取された後、第3ゲームは吉村・石川が奪い反撃に出ようとするも、次の第4ゲームを取られゲームカウント3-1に追い込まれた。もう後がない吉村・石川。だが、ここからの勝利への執念が凄まじかった。第5ゲーム以降は石川のサーブで相手を崩し、返ってきたチャンスボールを吉村が華麗な台上プレーで決めるなど得意なパターンを駆使し、自慢のコンビネーションを発揮。残り3ゲームを連取して奇跡的もいえる大逆転勝利を収めた。
世界卓球の同種目における日本人の金メダル獲得は48年ぶり。快挙達成と悲願成就を果たした吉村と石川は優勝会見で次のように喜びを語っている。
Photo:Itaru Chiba
【吉村真晴】
「表彰台の一番上に立ち優勝カップを渡されて、『これが1位と2位の差か』とあらためて実感した。本当に世界チャンピオンという凄みというか、重さを感じた。試合では本当に苦しい場面がたくさんあって、前半は自分の調子がなかなか出ず凡ミスが多い展開が続いたが、石川さんがずっと隣で『大丈夫、大丈夫』と言って、ああした方がいいよ、こうした方がいいよと励ましてくれた。そのおかげで自分も『何とかしてやろう』という気持ちで最後まで戦えた。それが救いになっていいプレーができた」
(※男子ダブルス準決勝を直後に控えていたため一足先に退場)
Photo:Itaru Chiba
【石川佳純】
「前回はすごく残念な思いをしたので、今回、初めて優勝カップを持って世界チャンピオンになることができてすごくうれしいし、どんなに苦しい場面でも最後まで諦めずに戦うことができた。すごい苦しい場面でコンビネーションが試された時、たくさん練習してきた私たちの成果が出たのかなと思う」
「相手の選手のレシーブが良くて、なかなかチャンスが来なかったので、自分は相手にわからないように変化をつけてプレーすることと、第6ゲームを10-9でリードした時、吉村くんに『ナックルが来たらストレートにはらって』と言ったら、吉村くんが『任せてくれますか』と言ったので、『任せるよ、絶対に入る』という会話をした。そうしたらナイスボールを決めてくれたので、さすがだなと思った。コンビネーションの強さが出たと思う」
「(混合ダブルスは五輪の正式種目ではないが)2020年東京五輪で採用されたら出場したい。今回、混合ダブルスで金メダルを取れたことでシングルスとダブルスへの自信も強くなった。混合ダブルスが正式種目になってくれたらすごくうれしい」
「(もし次の世界選手権:個人戦に出られたら)シングルスとダブルスでもメダルを取ることが目標」
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