2017.11.05
中国選手以外に負ける意味【卓球・女子W杯】
平野美宇 写真:Scott Grant/アフロ
カナダ・マーカムで29日に幕を閉じた「ITTF女子ワールドカップ」は準決勝に進んだ平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)に決勝進出の期待がかかったが、世界ランク4位でワールドカップ4勝を挙げている中国の劉詩ブンにストレート負け。この結果を受けて3位決定戦に回った平野は、過去の対戦で負けたことのない台湾の鄭怡静にまさかの逆転負け(ゲームカウント2-4)を許し4位に終わった。
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中国選手以外に負ける意味
中国選手が欠場した昨年と違い、今年のワールドカップでは中国選手が最大の敵になることは明白だった。だが、3位決定戦で平野は台湾の鄭怡静に敗退。鄭怡静は昨年の同大会決勝で破った相手だっただけに、ショッキングな結果と言わざるをえない。
しかし平野は、そのことはあまり気にせず戦ったといい、「(中国だけじゃなく)世界のレベルが高くなっている中で、自分ももっとレベルを上げていかないと、前みたいに成績を出すことは簡単じゃなくなってくる」と話しながら、特に競り合いになった時に勝ちきれないことに触れ、「自分の得意なプレーがどんどん通じなくなっている」と危機感を募らせた。
これについてベンチに入った中澤鋭コーチは、「相手選手に応じて臨機応変に戦術の変更ができるようになれば」と戦術の使い方を指摘。それを修得するにはまだ少し時間がかかるとした。だが、課題は明確なのだ。2度目の中国スーパーリーグ参戦が叶わないなど逆境もあるが、平野には焦らず進化を続けていくことが求められる。
(文=高樹ミナ)
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