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2013年5月20日放送

日本式"社会貢献ビジネス"、世界へ

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

日本式

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震災を契機に高まった社会貢献の意識。特に最近、若い人たちの間でその機運が高まっている。内向きと言われ続けてきたニッポンの若者たち。しかし、今では海外志向でお金よりもやりがいを求め、人のために役に立つ仕事に就きたいと思う若者が増えているという。注目されているのが、社会問題をビジネスの手法で解決する「ソーシャルビジネス」だ。日本人ならではの"善意"から生まれたソーシャルビジネスが世界に打って出ようとしている。その秘めた可能性とは?

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放送内容詳細

ひそかなブーム!?社会貢献ツアー

カンボジアの世界遺産アンコールワット遺跡。写真を撮り合って盛り上がる日本の若者たちの姿が…。しかし、次に訪れたのは、観光ではなく、貧しい農村にある孤児院だった。そこで若者たちが始めたのは掃除や食器洗い。実はこれは旅行会社のエイチ・アイ・エスが始めた“社会貢献ツアー”だった。いまこのツアーの参加者が急増しているという。今、若者たちの間で何が起こっているのか?

カンボジア孤児院で社会貢献ツアー カンボジア孤児院で社会貢献ツアー

日本発ソーシャルビジネスが世界へ

いま若者たちの間で注目を浴びている職業は“社会起業家”だという。ソーシャルビジネスの先駆者と言えば、貧困層向け融資でノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのムハマド・ユヌス氏が世界的に有名だが、日本でも社会起業家が台頭し始めた。NPO法人「テーブル・フォー・ツー」の小暮真久代表も今注目される一人。社員食堂などでヘルシーメニューを1食食べることで、アフリカの子どもに1食の給食を届けるというソーシャルビジネスを立ち上げた。現在約560社の企業や団体が参加し黒字化にも成功している。その日本生まれのソーシャルビジネスが、社会貢献先進国のアメリカに挑む。

テーブル・フォー・ツーの小暮真久代表 テーブル・フォー・ツーの小暮真久代表

近未来の車イスでアメリカに挑む

アメリカ・サンフランシスコ国際空港に降り立った若者たち。日産自動車やソニーなど名だたる企業を辞めて立ち上げたWHILL(ウィル)というベンチャー企業のメンバーだ。これまでにない斬新なデザインや機能を取り入れた電動車イスを開発し、シリコンバレーに資金調達にやってきたのだ。お年寄りや身障者が生き生きと街を出歩いてほしいという願いが込められた未来型の電動車イス。そのかっこ良さに、アメリカの投資家たちが熱狂した!

WHILL(ウィル)の電動車イス WHILL(ウィル)の電動車イス

NAVIGATOR

夏野剛(慶應義塾大学・客員教授)

NTTドコモでiモードの開発に携わる。2008年にドコモ退社。
現在は慶應義塾大学政策メディア研究科客員教授のほか、ドワンゴの顧問や取締役を務めるとともに、十数社の社外取締役を兼務。主な著書「ケータイの未来」「脱ガラパゴスの思考法」「iPhone vs アンドロイド」

未来予測

アメリカを抜く 社会起業家大国へ

アメリカはシリコンバレーを中心に、ベンチャー起業家で世界をリードしたが、日本は日本をベースとした社会起業家で世界をリードしていくだろう。
もともと日本人は、思いやりの気持ちを持ち、直接的に利潤にならなくても、最終的にうまくいけばいいというところがある。しかも日本のマーケットそのものが、高齢化などの様々な社会問題を解決していく途上にあり、これは、治安や衛生とともに、世界で最先端を行っている。つまり、日本で生活していることで出てくるアイデアが、世界に通用する可能性が非常に高く、それが社会に貢献するという文脈で、多様なサービスや善意というものに生かされる可能性が出てきている。今はまだ世界に出て行っていない、国内で頑張っているNPOや社会起業家の人たちも、世界に通用するチャンスがあるということだ。

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