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2013年7月15日

01.沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、
さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

放送を見逃した方はこちらから!

"世界一星がきれいな場所"で日の丸沸騰プロジェクト!

20の国と地域が参加する史上最大の国際宇宙観測プロジェクト

"世界で最も星空が美しい"と言われる南米チリ・アンデス山脈の高地で、日本が深く関わる巨大プロジェクトが沸騰している。20の国と地域が参加する国際プロジェクトだが、主導するのが日本勢。「アルマ望遠鏡」という巨大なパラボラが66台も設置され、標高5000メートルの高地に並ぶ様は、圧巻だ。しかも、これまで世界ナンバーワンのハッブル宇宙望遠鏡をもってしても見えなかったものが見え、「銀河の始まり」や「生命の誕生の謎」を解明するのだという。
その巨大望遠鏡の製作に当たったのが、精密な加工技術を持つ日本の中小企業など200社。前人未到の精巧さを追い求めて、技術者たちが心血を注いだ開発は、ナビゲーターの山根をして「ニッポンの未来がここにある!」と言わしめた。

アンデスの頂を目指して…世紀の移動大作戦

パラボラを載せて標高5000mを目指す、通称「ムカデ」

1台の重さ100トン、ざっと数億円はするというアルマの高性能電波望遠鏡。日本からアンデス山頂へと運ぶだけでも、想像を絶する大変な作業だ。移動のための専用道路が建設され、数百人の作業員が働くベースキャンプも作られていた。
そんな建設チームを取り仕切るのが、国立天文台准教授の水野範和さん。超精密機械を安全に設置するプロ集団だ。番組は、日本製最後のアンテナの移動プロジェクトに完全密着。そこに現れたのは、電波望遠鏡をここで運搬するためだけに作られた「ムカデ」と呼ばれるモンスターマシンだった。

困難を乗り越えた技術者たち、あくなき挑戦のドラマ

高性能アンテナの製作に携わった中小企業80社

アルマ建設には、ニッポンの天文学者と技術者のあくなき挑戦のドラマがあった。アンテナ本体の開発・製造を担った三菱電機は、巨大アンテナを分度器の1度をさらに、3万6000分の1に分割した精度で動かすというとんでもない技術を開発した。その製作には80社に及ぶ中小企業も集結。アンテナ表面の凹凸誤差は、なんと1000分の4ミリで、ベテラン職人が1つ1つ丹念に磨き上げて完成させた。
そして、この国際プロジェクトの“生みの親”も日本人なのだ。国立天文台の名誉教授で、電波望遠鏡の世界的権威、石黒正人さん。構想したのは30年前で、世界中の広くて平らで乾燥した場所を求めて探し回り、世界各国に参加を促した。このように日本が世界を牽引して、天文学史上最大の観測プロジェクトが実現したのだ。

世紀の大発見となるか!? アルマが開く技術立国の未来とは?

アルマ望遠鏡

世界トップレベルの研究者が集結するアルマ望遠鏡。そこで観測チームのトップを務めるのも日本人、国立天文台の斎藤正雄さんだ。アメリカの観測所で国際経験を積んで、アルマのリーダーに抜擢された、国際プロジェクトのスペシャリストだ。
斎藤さんは、「惑星誕生の謎」を解明しようとしている。世界最高峰の能力を持つアルマでないとできない観測だ。世界の英知を率いて人類初の発見に挑む斎藤さん。そこで見た光とは?

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未来予測

2055年 月で宇宙万博開催!

40年後の2055年に大きな宇宙万博を開催する。
アルマプロジェクトを2年遅れでスタートしたにもかかわらず、電波望遠鏡16台を一番早くに納品できた日本の技術力、もの作りが次に目指すべき目標として、山根は提示した。過酷な課題に挑戦する事こそが、科学技術の進歩をもたらし、日本のものづくりを活性化させる。日本を元気つける事ができる。夢のような話に聞こえるが、実際に月で作業する為の無人作業機の開発なども始まっているのだ。

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