バックナンバー

2014年7月28日放送

"中国異変"第1弾 シルクロードの光と影

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

放送を見逃した方はこちらから!最新の放送回をまるごと配信中! テレビ東京 ビジネス オンデマンド

知られざる中国の"異変"から、中国の行方、日本への影響を探るシリーズの第一弾。
日本人にもなじみが深い中国の西域、シルクロードでの異変を追う。

  • 次回予告画像1
  • 日経スペシャル 未来世紀ジパング(FUTURE CENTURY ZIPANGU) 放送を見逃した方は… テレビ東京 ビジネス オンデマンド 最大1か月無料!詳しくはこちら

放送内容詳細

シルクロードの“光”〜中国最後のフロンティアで進む大開発

世界遺産に登録されたシルクロードの中心、新疆ウイグル自治区には、名所旧跡や壮大な自然が数多く存在し、旅好きなら一度は訪れたい場所だ。街を歩けば、独特のイスラム文化が広がり、一瞬ここが中国であるということを忘れさせるほどである。
そのシルクロードを走る中国版新幹線プロジェクトが現在進行中だ。来年開通予定で、北京—ウルムチ間を約12時間で結ぶことになるという。この新幹線の狙いとは・・・

ウルムチまで通じる高速鉄道プロジェクト ウルムチまで通じる高速鉄道プロジェクト

シルクロードの“影”〜民族対立の背景にあるもの

中国では最近、当局がウイグル族の犯行とみられるテロ事件が各地で相次ぐなど、漢族とウイグル族の対立が深刻になっている。背景に何があるのか?ジパング取材班が現地を徹底取材。そこで見たものは、巨大な不動産開発現場と、土地を失ったウイグル族たち。失意の彼らの行き先は…。

厳戒態勢のウルムチ 厳戒態勢のウルムチ

新疆と沿海部の“点と線”~巨大国家プロジェクトの現場

新疆ウイグル自治区に、1人あたりGDPが中国トップという「金持ち都市」がある。街はきれいに整備され、夜はライトアップが楽しめるなど、そこに住む人々は幸せな生活を送っている。この豊かさの元は「原油」だ。この街には、原油生産量が中国4位という油田がある。実は、新疆は中国の原油埋蔵量の約20%、天然ガスは25%という「資源の宝庫」なのだ。
その新疆のエネルギーの行方を追って、取材班がたどり着いたのは、新疆から5000キロ離れた東シナ海沿岸の街。そこでは、巨大なパイプの敷設作業が行われていた。実はこのパイプラインは新疆の天然ガスを沿海部へと送るためのもの、つまり中国経済を支える大動脈なのだ。

新疆の油田 新疆の油田

NAVIGATOR

後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員)

未来世紀ジパングでは中国・韓国をはじめアジア各国を担当し、現地取材を敢行する「アジアの後藤」。1984年日本経済新聞社入社。北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長などを経て、現在、日本経済新聞社編集企画センター兼アジア部編集委員。
<主な著書>『ネクスト・アジア』『勝つ工場』『アジア力』『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(いずれも日本経済新聞社)。

未来予測

泥沼化の懸念も

中国でウイグル族が起こしたとされる、天安門の自爆テロ事件やウルムチ駅爆破事件など相次ぐテロ事件に対して習近平国家主席は、1年間テロ対策の超法規的な措置も辞さないという「対テロ戦争」を宣言した。しかし、下手をすると問題をかえって泥沼化させてしまう恐れもある。なぜなら、歴史的に見ても、イスラム過激派と敵対した大国というのは、その後大変な事になっているからだ。アフガニスタンに進行した旧ソ連しかり、2001年の9.11後にアフガン・イラクに軍隊を送り込んだアメリカしかり、その後も地域の混乱を招いただけでなく、自国の国力の衰退に至っている。
万が一にも、新疆で何かあると、石油や天然ガスの供給が影響を受け、中国自身の経済が打撃を受ける。それは当然、世界経済にも波及していく。
つまり新疆ウイグル自治区は世界の火薬庫にもなりかねず、心配される状況にある。

バックナンバー

ご注意下さい

最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。