総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2014年12月8日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
今や世界の至るところにある日本食レストラン。以前は、天ぷら、寿司が日本料理の代表だったが、その時代はとうに過ぎ、新たな段階に入っているという。海外の人の中で、日本料理に慣れ親しんだ人たちが今求めるのは、「日本料理」でなく、「日本のご当地グルメ」だという。
今回は、アジアの中でも、食に対する感度が高い、香港とタイ・バンコクで取材した。
名古屋看板とタイ人女性
食の都・香港の路地裏でいま、大行列が出来ている店がある。
中を覗くと…そこは日本でも人気の博多・豚骨ラーメンの店。
大人から子供まで、多くの香港人がラーメンを美味しそうにすすっている。
そのお客さんに話を聞くと、「福岡、博多の豚骨ラーメンだから、この店に来た」というのだ。
日本の料理が浸透した香港では、もはや選択の際の基準は、「日本」でなく、さらに細かく「日本の地域」にまでなっているのだ。
日本で人気の名古屋の手羽先チェーン店が今年春に香港に進出。
この店は、香港で勝ち残るために、日本ではやっていない「名古屋飯」で勝負していた。
山ちゃん外観
ラーメン店行列
香港と並び、アジアの中でも日本食レストランが多いタイ・バンコク。
そんなタイの大手ホテルチェーンの副会長が、名古屋で一番人気の味噌カツチェーン店に白羽の矢を立て、バンコクでオープンさせようとしていた。
日本のとんかつは、最近タイでも大人気。
副会長は、「同じもので勝負しても、勝つのは難しい」と考え、日本で食べて、美味しかった“名古屋の味噌カツ”で勝負をかけることにしたのだ。
タイ国内で仕入れた豚ロース肉の質をチェックする「みそかつ矢場とん(タイランド店)」店長ピンさんとシェフのトウさん
日本食が広まれば、それに伴い日本の食材が世界に出ていく可能性も。
愛知県岡崎で作られている「八丁味噌」の老舗メーカーが、タイへの進出に動き出した。
日本でのさらなる成長を見込むのは難しい現状。
“愛知県”、“名古屋”という、ブランドで新たに売り出したいと考えているのだ。
果たして、タイでうけるのか?
タイ・バンコクの大手デパートにて開かれた愛知フェアでお客に八丁味噌を売り込む、まるや八丁味噌の浅井社長
1968年11月、兵庫県生まれ。91年3月、慶應義塾大学経済学部卒業。
同年4月、日経BP入社。日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)、日経パソコン、日経ビジネスの記者、日経ビジネスオンライン副編集長などを経て、2012年9月から日経レストラン編集長。著書に『吉野家 安倍修仁 逆境の経営学』(日経BP)などがある。
もともと地元料理・郷土グルメはその土地で生まれ、その土地に住んでいる人たちに愛され続けてきた、“地産地消”の商品だった。
それが今や海外などに進出し、地元ではなく他の所で消費される“地産他消”の商品になっている。
さらに最終的には、海外など他の地方の人々がその土地に訪れて地元で消費する、つまり『他訪地消』になると戸田は予測する。
観光庁の調査によると、日本を訪れる外国人の94%以上が日本食を訪日目的としているという。観光資源が無いといわれる地域であっても、郷土グルメが立派な観光資源に成り得るのだ。
名古屋だけでなく、青森の「せんべい汁」や「バラ焼き」、静岡の「いわしカレー」など他の郷土グルメも海外への進出を始めており、それが最終的に“他訪地消”になれば経済効果は高い。
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
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