総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
2016年8月1日放送
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
4年前ジパングは経済成長率の伸びで世界3位、資源バブルに沸き変貌を遂げるモンゴルを取材した。しかし今、一変・・・資源バブル崩壊と中国経済減速のあおりを受け大失速。モンゴルは"脱資源"と"脱中国"で経済の立て直しを図ろうとしている。そこで期待されるのが日本勢。大の親日国、モンゴルを救うために日本が主導する様々なプロジェクトが立ち上がった。さらにモンゴルが親日になったルーツとも言える秘話も明らかに。日本にとって「なぜモンゴルが重要なのか」その理由を解説する。
首都ウランバートル
「草原の国」として悠久の遊牧民生活を体験できるモンゴルは、世界の人々が憧れる観光スポットして人気が高い。しかし問題は「リピーターが少ない」ことだった。資源バブル崩壊で主要産業でもある観光のテコ入れを、国を上げてスタート。日本も親日モンゴルを手助けすべく、様々な支援を行っている。モンゴルの魅力を体験するツアーのハイライトでは驚きの光景が・・・。遊牧民の住居「ゲル」を活用した高級ホテルも大人気。かつて世界を席巻したモンゴル帝国の古都カラコルムは、世界遺産でありながら観光資源を生かしきれていなかったが、日本政府が主導する博物館プロジェクトで歴史と全貌が蘇った。さらに天然の恐竜博物館とも言われるモンゴルを再興しようと、世界に散り散りになっていた化石取り戻し作戦が開始。大物ハリウッド俳優が所有していたティラノサウルスも対象に・・・。
遊牧民生活を体験するモンゴルツアー
発掘された恐竜の化石
モンゴル親日のルーツとなった知られざる物語がある。第二次大戦後の日本人抑留者とモンゴル人女性の恋愛スートリーが映画化され国民的人気を博した。社会主義時代には封印されていた日本人抑留者の存在が明らかになったのは民主化後の90年代後半。当時から日本の支援により様々なインフラ建設など支援が行われ、日本へのイメージが好転したのだ。その象徴がモンゴルへの日本のODA第一号でもあるカシミア工場への支援。実はモンゴル産カシミアは世界最高の品質として知られ、国の重要輸出品となっている。しかし世界市場の9割は低価格な中国産。そこで日本の技術でモンゴル産カシミアを世界へ売りこもうというプロジェクトが始まった。
日本人抑留者の慰霊碑
世界最高品質とされるカシミア
日本とモンゴル、経済の追い風が6月にスタートしたEPA=経済連携協定だ。モンゴルからは天然資源の輸入、日本からは自動車を始め農産物などの輸出増加が期待されている。今モンゴルで売れているのは日本のプリウス。現在取引されている中古車では9割を占めるとも言われ、EPAで今後は新車にも期待が高まっている。そしてモンゴル出身の元力士、旭鷲山が日本企業に依頼し進めるのが大規模日本庭園の建設。モンゴルで今、日本庭園が大人気に。さらに日本産の高級イチゴも大人気。冬場はマイナス20度にもなる厳寒のモンゴルで「遊牧民に農業」をと、日本式農業を広めようというプロジェクトも始動した。
モンゴル出身の元力士・旭鷲山
未来世紀ジパングでは中国・韓国をはじめアジア各国を担当し、現地取材を敢行する「アジアの後藤」。1984年日本経済新聞社入社。北京駐在、アジア部長などを経て日本経済新聞社編集委員、4月~亜細亜大学都市創造学部教授。<主な著書>『ネクスト・アジア』『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(いずれも日本経済新聞社)
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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