ガリバーインターナショナル 会長
羽鳥 兼市(はとり・けんいち)
日本で売られている中古車は年間800万台。その市場を席巻し、年商1900億円を稼ぐ中古車業界の巨人、ガリバーインターナショナル。
かつて中古車業といえば、道路沿いに車をずらりと並べ、フロントガラスに値札を貼って売るのが当たり前と思われていた。
そんな業界の常識をくつがえし、「買取専門」というビジネスモデルを作り上げたのが、羽鳥兼市だ。
中古車を"売る"のではなく、"買う"ことを事業化するという発想。
その仕組みとは、ユーザーから買い取った車を、中古車販売店向けのオークションに出品することで利益を上げること。展示販売をしないので在庫コストを抑えることができ、その分、買い取り価格を高めに設定できるため、ユーザーにとってもメリットがある。
羽鳥はさらに、いかがわしいイメージがつきまとっていた業界のイメージを変えた。
中古車の査定価格は、店と客との駆け引きで決まることも多く、不透明なことが多かった。羽鳥は査定に明確な基準を定め、全国の店舗で同じように査定価格を出すためのマニュアルを作ることで価格決定の透明化をはかった。
94年に創業した会社は、短期間でユーザーの信頼を勝ち取り、創業わずか6年で、2000年には東証2部に上場。さらに翌03年には東証1部への上場を果たす。
急成長したガリバーを支えているのは、常識をくつがえす発想だ。
現物の車を見せずにパソコンの画面で写真や情報を見せて中古車を売る「画像販売システム」。
女性スタッフだけの店舗。
これらは中古車業界の常識では「ありえない」と考えられていたことだ。
「常識にとらわれていては、商売はうまくいかない。"非常識"な発想がチャンスを生む」と言う羽鳥。
「儲けを生み出す"非常識"の発想はどうやったら生まれるのか」、羽鳥に話を聞く。
RYU'S EYE
座右の銘















