パーク・コーポレーション 社長
井上 英明(いのうえ・ひであき)
国内の花き市場は1兆円を超える規模がある。しかし一昨年のリーマンショック以降、市場は縮小する傾向にあった。市場の大半を占めていた業務用などの法人需要が企業の事業縮小などに伴い低迷。贈答用のシクラメンやコチョウランなどの高級な花の需要が大きく落ち込んだという。そんな中、需要を伸ばしているのが自宅に飾るために買い求める個人需要。自宅で「ゆとり」や「癒し」を求める人が増えたという。
そんなお客目線の需要に応え、増収増益の成長を続けている花屋がある。
現在全国に70店舗を展開し、年商48億円(2009年度5)を売り上げる青山フラワーマーケットだ。モノが売れない時代に「花」を売りまくる、男性客も思わず買いたくなる花屋とは?
そんなお客目線の需要に応え、増収増益の成長を続けている花屋がある。
現在全国に70店舗を展開し、年商48億円(2009年度5)を売り上げる青山フラワーマーケットだ。モノが売れない時代に「花」を売りまくる、男性客も思わず買いたくなる花屋とは?
社長の金言
不景気だから 心を豊かにする商品を
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
ダントツ花屋の秘密
東京・渋谷の駅ビルにある東急東横店は、売場面積わずか8坪という広さながら、年間に4億円を売り上げる。高級品の入った冷蔵ショウケースなどは店舗には置かず、旬の花や低価格~中価格帯の切花を中心に種類を多く揃え、日常の家庭でも手軽に飾れるアレンジメントブーケなどが主力の商品だ。人通りの多い通路に広げられた店舗では、客が覗き込むように簡単に商品を選ぶことができる。花の発注も本社ではなく、店舗が独自に仕入れを行い、地域ごとのニーズに合わせた店舗作りが特徴だ。
一人一人に売る力~店員力の秘密とは?
開放的な店舗に並べられているアレンジメントブーケはすべて青山フラワーマーケットのスタッフの手によるもの。こうしたアレンジメントを作るのは店舗スタッフが行っている。青山フラワーマーケットの店舗を支えるスタッフの7割がアルバイトだが、アルバイトスタッフにも商品知識、技術、店の運営など、独自の教育をしている。
時にはアルバイトスタッフが発注までこなしたりもするという。モノを売るだけにとどまらない店員のサービス・コミュニケーション能力は、多くのリピーターを生む原動力になっている。
青山フラワーマーケットの“今の時代のニーズをつかむ”ビジネススタイル。
その秘密を井上社長に聞く。
ゲストプロフィール
井上 英明
- 1963年佐賀県生まれ。早稲田大学を卒業後、ニューヨークの会計事務所に勤務。
- 1988年パーク・コーポレーションを設立。イベント企画などの業務を行っていた。
- 1993年青山フラワーマーケットを展開。
企業プロフィール
- 創業 :1988年
- 売上高:48億円(2009年度)
- 本社 :東京都港区南青山
村上龍の
編集
後記
井上さんは、本当に軽やかな人だった。経営者なのに「重荷を背負っている」という印象がない。きっと、花という商品が、美しくて、しかもはかないものだからだろう。それと、社員に対する信頼があるからだ。信頼を築くのは簡単ではないが、いったん築かれた信頼は、人を解放し、軽やかに、そして自由にする。
















