エフピコ 会長
小松 安弘(こまつ・やすひろ)
エフピコが絶好調の理由... それは、「世の中、いいことなんか起こりはしない」と言う、創業者であり現会長小松安弘の「ネガティブ経営術」にあった。数々の危機に襲われ、生き残ってきた小松が行きついたこの経営術に、不況に負けない会社づくりのヒントを探る。
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
◆“売れる”トレーを作れ! 驚異のこだわり商品開発
食品トレーの種類は多岐に渡り、それぞれの用途に合わせて細やかな工夫が施され、機能性とデザイン性を兼ね備える。例えば、握り寿司が崩れにくい寿司トレー、汁がこぼれづらい惣菜カップ、店頭に並べた時食材を引き立たせる精肉トレーなど、エフピコでは、常に「消費者」と「店」の目線に立ち、両者にとって利便性のある商品を他社に先んじて開発、提供してきた。普段意識して観察することがないトレーに対して、開発者たちが、いかに1ミリ、0.1グラムの細部にこだわり、利便性をあげようと苦心しているのか、その現場に潜入。奥深いトレーの世界を紹介する。
◆「情報」を武器に消費不況を生き残れ!
消費不況で、スーパー等小売各社が苦戦する中、なぜエフピコは業績を伸ばしているのか…。
実は、エフピコは、客である小売店にただトレーを売るだけではない。小売店や食品メーカーとの取引で培った、儲かる売り場の「情報」を武器に、店に「売れる店作り」を提案。この「客を儲けさせる」提案型営業でシェアを伸ばしてきた。番組では、スーパーへの営業に密着。エフピコの営業部隊は、思わず客が足を止める陳列方法の提案から、驚いたことに、あるイベントまで仕掛けて見せた。果たして、その結果はいかに!?
◆いいことなんか起こらない!小松の「ネガティブ経営術」
1962年に小松が創業したエフピコは、スーパーの隆盛の波に乗って、順調に売り上げを伸ばしてきた。経営者として慢心し始めた頃、小松に危機が襲う。1979年、金山の詐欺話に騙され、2億を超える借金を抱えるはめに・・・ この事件を機に、小松はネガティブな思考に変わる。
「いいことなんか起こらない」。しかし、それが小松を救う。その後、カラートレーや業界初の再生(リサイクル)トレーなど、時代に先駆けたヒット商品を数々生み出し、会社を成長させた。なぜ、小松のネガティブな思考が、次々にヒット商品を開発できたのか、苦境に強い、小松の「ネガティブ経営術」の極意を明かす。
ゲストプロフィール
小松 安弘
- 1937年岡山県生まれ
- 1960年日本大学経済学部卒業
- 1962年サラリーマンを経た後、福山パール紙工(現 エフピコ)創業
- 2005年東証一部に上場
- 2009年代表取締役会長 兼 最高経営責任者 就任
村上龍の
編集
後記
世の中いいことなんか起こりはしない、小松さんはそう言う。だが、そのペシミズムの背後には確固たる希望がある。最終的には勝つ、という意志を感じる。勝利のためには、ひたすら考え抜くことが必要だ。そして考え抜くためには、危機感が不可欠だ。心の底に希望、表面にペシミズム、それがサバイバルのための普遍的な戦略である。
















