社長の金言
「利益度外視」が利益を生む
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
国民的「昆布&豆」メーカー!日本人を健康にする”親心”
「塩こんぶ」「おまめさん」「純とろ」など、日本人が親しんできた数々のロングセラー商品を持つ、フジッコ。この10年、毎年10億円のペースで売上高を増やし続け、現在年商580億円…驚くほど成長を続ける企業だ。そんなフジッコ最大の商品戦略が「健康」。創業以来、日本人の伝統食・昆布や豆が健康にいい食品であることに着眼。その効果を学術的にも研究し続け、徹底的に健康に良い商品作りにこだわってきた。現在、昆布と豆を使った商品だけで120種類以上もある。そんなフジッコを創業したのは、現社長の父である山岸八郎。元々学校の教師だった山岸は、子供たちの健康によい食品・昆布の加工メーカーとして起業した。山岸は、幼少期に肥満だった息子(現社長)を気遣い、昆布や豆食品を食べさせることで肥満を解消したという。そんな徹底的に「健康に良い食品」にこだわるフジッコ、その視点は海外の食品にも及ぶ。例えば、フィリピンで伝統的に食べられていた低カロリー食品「ナタデココ」をいち早く商品化したのがフジッコなら、グルジア(現ジョージア)の長寿村で食べられていたヨーグルトを「カスピ海ヨーグルト」としてヒットさせたのもフジッコなのだ。そのユニークな経営に迫る!
時代のニーズをいち早く掴み進化を続けるフジッコ商品
フジッコ・創業者の山岸は、時代のニーズをいち早く掴む天才だった。昆布製品が「量り売り」だった時代に昆布をパックに詰めで発売。全国に広がり始めていたスーパーマーケットチェーンの広域流通のニーズに応え、最初の成功をつかんだ。さらに、メインターゲットである女性たちの生活の変化をとらえ、家庭で作らなくなっていた伝統的な昆布や豆の煮物を、簡単に食べられるパック商品として商品化、大ヒットを生んだ。そして、今では当たり前の「安心・安全」についても、フジッコはいち早く取り込んでいる。1973年には、広く使われていた人工甘味料・サッカリンの不使用を決断、サッカリン不使用の「とろろ昆布」を開発するなど、先進的な商品づくりを行い、現在では「ふじっ子あんしんシステム」として、様々な厳しい安全検査を商品作りで行っている。時代のニーズをいち早くつかんで、注力することで、フジッコは他にない強みをもつ企業として成長してきた、フジッコの最新戦略を追った。
ゲストプロフィール
福井 正一
- 1962年兵庫県生まれ
- 1991年東北大大学院卒業後、花王入社。
- 1995年フジッコ入社
- 2004年社長就任
企業プロフィール
- 本 社:神戸市中央区港島中町6-13-4
- 設 立:1960年
- 年 商:587億円(連結・平成28年3月期)
- 従業員:2191人(グループ)
村上龍の
編集
後記
教師だった母は忙しく、簡単な料理が得意だった。わたしは、生ピーマンと「ふじっこ」の塩昆布を和えた一品が好きだった。「ふじっこ」という社名には、ほのぼのとしたイメージがある。だが創業者は、驚くべき起業家だった。従業員3人のころから、「家業」ではなく「食品メーカー」を目指した。販路を拡大し、アイデアに満ちた販促を行い、流通革命を予期し、全商品の無添加に挑戦したのだ。「ふじっこ」は、ITやバイオだけではないことを示す、まさに「ベンチャーの鑑」であり、その精神は現代に見事に継承されている。


















