社長の金言
満足、後悔という感情は死への時間を共有したということ
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
患者と家族に向き合う在宅診療所
やまと診療所の利用者の半数は終末期の患者。末期がんに侵され、残りわずかの余命を宣告された患者も多いと言う。 それでも自宅での診療現場は笑顔が溢れている。それは、患者とその家族の不安を取り除くように、医師が些細な要望や疑問にも的確に対応しているからだ。やまと診療所の院長、安井は一日10件近い患者を診療する多忙な日々を送る。その安井は、なぜ、医者の道を選んだのか。それは高校生の時、尊敬していた父親が末期がんを宣告され、そのわずか3ヵ月後に他界したことがきっかけだった。安井は患者と家族の支えとなる医師になることを決意し、東京大学医学部に進学。卒業後は、「医療が発達していない発展途上国のために尽力したい」とミャンマーに渡り、1日に20時間も手術を行う多忙な日々を送った。安井は帰国後、大学病院で働くが、病院で死を迎える患者を目の当たりにし、ある疑念を抱く。
患者に寄り添った医師を目指す!
やまと診療所では、3人1組で在宅医療に当たっている。1人の医師に対して、2人のPA (Physician Assistant)と呼ばれる「医療アシスタント」が付き添う。PAはカルテの記入や医療器具の準備をする等、医師のサポートを全面的に行い、また患者や家族の生活に向き合う看取りのエクスパート。このPAの存在により、やまと診療所では多くの患者が納得の行く最期を迎えている。超高齢化社会が進む日本では、2030年には47万人もの人が死に場所のない“看取り難民”になるという予測もある。その課題に向き合うべく、やまと診療所では、PAをはじめ、新たな在宅医療のシステム作りに奔走している。
民間と一体になって在宅医療をサポート!
やまと診療所では、板橋の高齢者を地域ぐるみで支えようと動き出している。大手食品メーカーの宅配所と手を結び、「医療・介護のなんでも無料相談室」をスタート。診療所と宅配所が協力することで、地域包括型の在宅医療支援を後押しするサービスが始まった。
ゲストプロフィール
安井 佑
- 1980年 東京・新宿生まれの板橋育ち
- 2005年 東京大学医学部を卒業
- 2008年 ミャンマーで海外医療チームに所属
- 2013年 やまと診療所を開業
企業プロフィール
- 概要:機能強化型在宅療養支援診療所
- 所在地:東京都板橋区東新町1-26-14
- スタッフ:医師4名、看護師2名、アシスタント11名
ケアマネージャー1名 全24名
村上龍の
編集
後記
在宅医療は、トピックスである。根本には当然ヒューマニズムがある。だが、ヒューマニズムだけではやっていけない。安井先生は、訪問看護やヘルパーとの連携システムを作り、さらにPA、つまりフィジシャンアシスタントを養成し、活用している。画期的だ。PAは「医師助手」と直訳されているが、メディカル・ネットワーカーという日本語訳はどうだろうか。将来、「看取り難民」が激増するらしい。病院から出され、一人で死を待ち、支援もない。考えただけでぞっとする。「やまと」は、そんな現実に、立ち向かっている。


















